オセアニア

バヌアツ|シンボロに巻くのは、ツルではなく紐

レシピ124 シンボロ(Simboro)

バンジージャンプの原型とされる「ナゴール」の発祥地、バヌアツ。
南太平洋に位置し、83の島々から成る群島国家です。

「Vanuatu」は、「vanua(土地・故郷)」+「tu(立つ・存続する)」に由来し
「我々の土地」「我々の土地は永遠に」といった意味があるようです。

公用語は、ビスラマ語・英語・フランス語の3つで、人口の多くがキリスト教徒です。

主要農産物は、カバ、コプラ(ココナッツ)、カカオ、コーヒーなど
特にカバ(南太平洋原産のコショウ科植物)は
バヌアツ政府が品質向上と輸出拡大を国家戦略として位置づけています。

シンボロは、バヌアツの家庭で親しまれている伝統料理。
現地では、Aibikaという島キャベツの葉を使いますが
今回は、日本で手に入りやすいツルムラサキで代用しました。
シンボロには、ココナッツミルクで煮るバリエーションがありますが
現地の調理法を参考に、今回は蒸すだけのシンプルなスタイルで作ります。


材料(2人分目安)

マニオク  ヤマトイモ100g前後(1/2カップ)
Aibika  ツルムラサキ 8~10枚1~3枚
タマネギ1/2個
ニンニク1/2かけ
タラ、カジキなどの白身魚200g
塩・こしょう適量

作り方

① ヤマトイモの皮をむき、すりおろす。

② ツルムラサキの葉を広げて重ね、包めるようにする。その上に、すりおろしたヤマトイモをのせる。

③ 薄く切った魚とタマネギ、みじん切りしたニンニクをヤマトイモの上にのせ、塩・こしょうをする。ツルムラサキの葉で具材を包み、紐で結ぶ。同様にもう1つ作る。

④ 蒸し器、または鍋に少量の水を入れて蒸し台を置き、その上に③を並べ、ふたをして8~12分くらい蒸す。火が通ったら紐を外して完成。


あれ? 美味しい (←あれ? は失礼千万だけど)
ロールキャベツの中身は肉に限る派ですが、魚もいいわぁ。
すりおろしたヤマトイモが、いい仕事をしています。

ナゴールは、バヌアツのペンテコスト島南部で行われる、ヤムイモの収穫を祈る伝統儀式です。
毎年4〜6月の収穫期に合わせて行われ
村人が高さ20〜30mの木製タワーから飛び降ります。
飛ぶのは男性や少年で、勇気や成人への通過儀礼などの意味もあります。
ドキュメンタリー番組で何度も観たことがありますが、あれは本当に怖そうだし痛そう。
もし私が飛ばなければいけない状況になったら、足に巻いたツルが食い込みそうなので
極限までダイエットして、体重を落として挑むと思います。

ちなみに、大きいヤムイモを育てると社会的評価が上がるらしい。
つまり、ペンテコスト島では、ヤムイモが昇進の基準になるということかー。

ネットでまことしやかに語られる「バヌアツ法則」。
バヌアツでマグニチュード6以上の地震が起きると
2週間以内に日本でも同規模の地震が発生するという説です。
熊本地震や東日本大震災、北海道胆振東部地震の前に
バヌアツ周辺で地震が起きていた事例があったため広まったようですが
学術的な根拠はありません。
こうした法則に惑まどわされることなく、日頃から災害に備えておくことが大切ですね。

セカイゴハンジャーニー