オセアニア

マーシャル諸島|ココナッツボールのお味はいかに?

レシピ132 チュクチュク(Chukuchuk)

ラタック諸島、ラリック諸島、マジュロ環礁、クワジェリン環礁など
29の環礁と5つの島からなるマーシャル諸島。

第二次世界大戦後、アメリカによる核実験がビキニ環礁とエニウェトク環礁で行われたことで
ビキニ環礁の名が世界に広まりました。
10年以上に及ぶ核実験により自然環境や生態系、人々の健康などに重大な影響を及ぼしました。
マーシャル諸島の環礁で核実験が実施されたのは
人口が少なく、周辺に広い海域があり、核実験場として利用しやすかったことなどが理由でした。
実際には先住民が暮らしており、ビキニ環礁の住民は実験前に移住させられましたが
放射能汚染のため、その後も帰還できない状態が続いています。
日本も同じ核被害を経験していますから、胸の痛む歴史です。
なお、ビキニ環礁は2010年、マーシャル諸島で初となる世界遺産に登録されました。

マーシャル諸島では、ココナッツ、パンノキ、タロイモ、魚などが食の中心です。
特に重要なのがココナッツで、果肉やココナッツミルクだけでなく、樹液なども利用されます。
乾燥させたココナッツの果肉は、コプラとして加工され
かつてはマーシャル諸島の主要な輸出品の1つになっていました。
オセアニアの他の国同様、料理にはココナッツが多く使われます。
今回は、乾燥ココナッツを使ってチュクチュクを作ります。


材料(2人分/6個目安)

米1カップ
生のココナッツ(削ったもの)  乾燥ココナッツ 40g~1/2個

作り方

① 米を通常より、やや柔らかめに炊く。

② 米が手で扱えるくらいまで冷めたら、ゴルフボールくらいの大きさに丸める。

③ 丸めた米をココナッツで全体にまぶしたら完成。


見た目は、イカしゅうまい。
魚や鶏肉などと一緒に付け合わせとして出されることもある一方、単独で食べることもあるそう。
正直、単独で食べるのは微妙。試しにカレーと一緒に食べてみましたが、もっと微妙。
グリルした肉や魚と一緒に食べると合うのかな。

マーシャル諸島の国旗には、青地に白とオレンジ色の2本の帯と24本の光を放つ白い星が描かれています。
2本の帯は、マーシャル諸島を構成する2つの島嶼列
ラタック諸島(日の出の列)とラリック諸島(日の入りの列)を表していて
24本の光はマーシャル諸島の自治体の数
長く伸びる4本の光は主要な中心地
星全体はキリスト教の十字架を表しているとのこと。
この国旗は1979年に採用されたものなので、結構新しいですね。

マーシャル諸島の世界遺産は2026年現在、ビキニ環礁の1件だけですが
ユネスコの暫定リストには
・北部マーシャル諸島の環礁群
・リキエップ村歴史地区
・ミリ環礁自然保護区(およびナドリクドリク)
の3件が載っています。

マーシャル諸島のリキエップには
ドイツ統治期などに建てられた歴史的建物が今も残っています。
マジュロから北北西へ約300km離れたウォッチェには
第二次世界大戦中に日本軍の基地が置かれていました。
現在でも、当時使われていた大砲が町の中に残されているそうです。
のどかな南の島に、戦争の爪痕が今も残されています。

セカイゴハンジャーニー