レシピ121 オヒールキ・マロソルニ(Огірки малосольні)
1991年、ソ連から独立したウクライナは、東ヨーロッパに位置し
西はポーランドやハンガリー、東はロシア、南は黒海に面しています。
国土面積は日本の約1.6倍で、その約半分が平野に広がっています。
栄養豊かな土壌に恵まれているため
ロシア帝国時代から「欧州の穀倉地帯」と呼ばれてきました。
(ウクライナの国旗の黄色は「小麦」を表している)
主要産業は小麦やトウモロコシ、ひまわり油などの農業で、世界有数の穀物輸出国です。
また、鉄鋼業や機械工業も盛んです。
ウクライナの食文化は、寒い気候と豊かな農業を背景に
小麦やジャガイモなどの農産物を多く使ったスープや煮込み料理が代表的です。
一方、前菜はハーブを使ったサラダなど、シンプルなものが多いようです。
オヒールキ・マロソルニは、ウクライナの夏の定番家庭料理。
新鮮なキュウリを塩水に漬けて作る、酢を使わない浅漬けです。
ディルのさわやかな香りと、キュウリの歯ごたえがしっかり残るのが特徴です。
ウクライナの家庭では、ガラス瓶に詰めて作られることが多いようです。
材料(2人分目安)
| キュウリ | 2本 |
| 水 | 400ml |
| 塩 | 大さじ1 |
| ニンニク | 2かけ |
| ディル | 1/3束 |
作り方
① 水に塩を完全に溶かし、ニンニク(丸ごと)を加える。
② キュウリを容器に入れて、ディルを加える。塩水を注いで、キュウリが浸かるようにする。
③ 冷蔵庫で6〜24時間置いたら(途中で一度軽く上下を入れ替える)完成。


現地では生のニンニクを使いますが
手持ちの乾燥スライスニンニク(7枚程度)を用いました。
ハーブ感が強い、洋風の浅漬け。ピクルスとはまったく違います。
ひと口食べたらsummer~☀ 夏だねぇ。
ボルシチ=ロシア料理というイメージが強いですが、ボルシチは、もともとウクライナの家庭料理です。
2022年には「ウクライナのボルシチ文化」として、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
ボルシチは旧ソ連圏全体で食べられていますが
文化的なルーツと伝統を象徴する料理として、ウクライナのボルシチ文化が登録されたのでしょう。
ウクライナの首都キエフには、世界一深い地下鉄の駅があります。
深さは約105.5mで、エスカレーターで降りるだけでも5分以上かかるそう。
地盤が複雑で、深く掘らないと安全に建設できなかったことが理由らしいですが
ここまで深いと、地下要塞みたいですね。
ウクライナは、ソ連時代にミサイルやロケットの開発・製造の重要拠点だったため
巨大なロケット工場や設計局が残っています。
独立によって規模は縮小されましたが
今も世界中の宇宙プロジェクトにかかわっています。
ゼニットロケットやサイクロンロケットなど
ウクライナのロケットエンジンは世界的に知られています。
ウクライナのアントノフ社さんが開発したAn-225は
世界最大の飛行機としてギネス記録を持っていたらしい。
スペースシャトルを背中に乗せられる唯一の飛行機って、サラッと規格外。すご過ぎ。

