中東

レバノン|パセリが脇役を辞めたサラダ

レシピ94 タブーリ(تبولة)

レバノンは中東の西部、地中海の東岸に位置し
北と東はシリア、南はイスラエルに接しています。
古くから地中海と中東の文化が交わる場所だったため
食文化は、地中海×アラブのハイブリッド。
レバノン料理は、オリーブオイル、レモン、パセリやミントなどのハーブを多用し
植物性食材が多い傾向にあります。
食卓には、野菜の盛り合わせが頻繁に出るらしいですよ。
野菜NG勢だと、だいぶしんどいことになりそうな国かも。

今回ご紹介するのは、日本では脇役になりがちなパセリが
主役として輝くタブーリサラダ。
レバノンやシリアでは、フムスやピタパンなどと一緒に並ぶ定番の一皿で
レタスに包んで食べるスタイルもよく見られるそうです。
トマトの代わりにザクロを使うこともあるらしく
ザクロが登場するのが、中東らしいですね。


材料(2人分目安)

パセリ1束
トマト1個
タマネギ1/4個
ブルグル  パン粉大さじ1.5  小さじ1
ドライミント ミントの葉小さじ1  6~8枚
レモン汁大さじ2
オリーブオイル大さじ2
小さじ1/3〜1/2
黒こしょう少々

作り方

① パセリは葉だけを使い、細かく刻む。トマトは種を軽く取り除き、細かめのダイス状にカットする。

② レモン汁、オリーブオイル、塩、黒こしょうを混ぜる。

③ ①と、みじん切りして塩をふり、しばらく置いてから水分を絞ったタマネギ、葉を細切りしたミント、パン粉をボウルに入れ、②を加えて、軽く混ぜたら完成。


ブルグルを入れないタブーリも現地では珍しくないので、必須ではありません。
今回はブルグル(挽き割り小麦)の代わりに
ちょっと強引ですが、パン粉を使ってみました。

絶対クセ強いでしょ、と思ったけど、食べやすくて普通に美味しかったです。
パセリ苦手界隈にはオススメしませんが。

レバノン国内の人口約600万人に対し
国外のレバノン系は、1,200万人以上いると言われていて
レバノン国内より、国外に住むレバノン系の人の方が多いとされています。
移住の背景には経済的理由もあるでしょうけど
レバノン人は、商業やビジネス分野で活躍出来る人が多いということかもしれませんね。
中国人やインド人の商売上手はよく知られていて
海外に行くと、「こんな場所でも商売してるのぉ?」と驚くことがありますが
世界で最も多くの国に分布しているのは、どうやらインド人のようです。

レバノンには海岸地帯、山岳、高原の3つの地形があり(大きな砂漠はない)
国は小さいのに、海と山の両方が楽しめます。
中東=砂漠というイメージとは真逆で
山岳地帯が多く、景観が美しいことから
「中東のスイス」と呼ばれることもあるようです。
そして、古代遺跡もゴロゴロしています。
ローマ時代に「太陽の都市」と呼ばれたバールベックは
ユネスコ世界遺産にも登録されているローマ神殿建築の傑作。
紀元前2000年頃から人が住んでいたとされていて
さらに古い時代の痕跡が確認されているそうです。
治安さえ良ければ遺跡巡りが出来るのに、もったいないなぁ。