オセアニア

ツバル|シンプルの極み ゆで葉っぱ

レシピ110 ラウベレ(Lauvele)

ツバルは、南太平洋にあるポリネシアの小さな島国。
9つの島(環礁とサンゴ島)から成り立っていますが、いずれも海抜が非常に低く
キリバス 同様、気候変動による海面上昇が国の最大の問題です。
海面上昇問題では、ツバル、キリバスのほか
モルディブも特に危険度が高いとされています。

人口は1万人前後で、公用語はツバル語と英語
通貨はオーストラリアドルが使われています。

ツバルの食文化は、タロイモやパンノキが主食で
漁業が盛んなため、マグロなどの回遊魚や貝類などが食べられています。
スパイスは少なく、素材の味を生かした料理が基本のようです。

ラウベレは、ツバルで食べられている葉物野菜料理の1つ。
ゆでると粘りが出るらしいので、今回は代わりにモロヘイヤを使います。

炒め料理もあるようですが、煮る・ゆでる・蒸す調理が多いのは
油を輸入に頼る島国という事情も関係しているのかもしれません。


材料(2人分目安)

ウベレ  モロヘイヤ150g
1~1.5L
小さじ1/3~

作り方

① モロヘイヤを流水でよく洗って砂や汚れを落とし、食べやすい大きさにざく切りにする。

② 鍋に水を入れて沸かし、モロヘイヤを入れて1~3分くらいゆでる。葉がしんなりしたら、ザルにあげて水気を切り、軽く押して余分な水分を切る。

③ 塩を軽くふって全体を混ぜたら完成。


ほぼ素材そのまま。実に潔い。
モロヘイヤが苦手な人にとっては、地獄の一品ですけどね。
ラウベレは日本で言うところの、ホウレンソウのような位置づけなのかな。

ツバルは国連などの国際会議で、気候変動の影響を強く訴える国として知られており
小さな国でも国際的に発言力を持っています。
将来に備えて、国の移住の可能性が議論されていますが
国の存続や文化の問題も関わるため、非常に慎重に扱われるテーマです。
もし自分がツバル国民だったら、簡単に答えは出せない問題だと思います。

ツバルの中心、フナフティの空港は規模がとても小さく
国際便の数も少ないため、飛行機が飛ばない時間帯が長くあります。
ツバルは国土が小さく、公園などの公共スペースも限られているため
空港の滑走路が、地元の人々の憩いの場として使われているそうです。
もし遊んでいた時のボールなどが残っていたら、危ないのではないかと心配になりますが
航空機の運航と地域の利用時間は明確に分けられており
飛行機の発着時には安全確認が行われるため
大きな事故が起きないように管理されているとのことです。

ツバルでは、お土産として切手が密かに?人気だそうです。
観光客やコレクター向けに多くの記念切手が発行されていて
宇宙開発や歴史的出来事、国際的なテーマなど、バリエーションが豊富。
国別ドメイン「.tv」に関連したデザインもあり、ツバルらしさが感じられます。
旅先で郵便局をのぞいてみると、並んでいる切手や掲示物、窓口の雰囲気から
その国の素顔が垣間見える気がします。