オセアニア

ニウエ|パパイヤとイモの南国ラザニア

レシピ112 タキヒ(Takihi)

ニウエは、ニュージーランドの北東に位置する小さな島国で
人口はわずか1,600人ほど。世界で人口の少ない国の1つです。

日本がニウエを国家として承認したのは2015年で
日本にはニウエの大使館はありませんが
ニウエはニュージーランドと自由連合関係にあるため
日本での外交業務は、ニュージーランド大使館が兼轄しています。

ニウエは島全体が石灰岩で土が薄いため、育つ作物が限られており
ココナッツが食文化の中心となり、料理の多くがココナッツ案件になります。

タキヒは、家庭や祭事で頻繁に出されるニウエを代表する国民食。
サツマイモやタピオカ、タマネギを加えるバリエーションもあるようです。
地面に穴を掘って石を熱し、葉で包んで
土の中で数時間かけて蒸し焼きにするのが伝統的な調理法ですが
現代は、バナナやアルミで包んでオーブンで調理するそう。
今回は、アルミホイルを使って鍋で作りました。


材料(2人分目安)

タロイモ  サトイモ200~250g 300g
パパイヤ300g
ココナッツクリーム200ml
小さじ1/3
アルミホイル適量

作り方
 
① サトイモの皮をむき、パパイヤの皮と種を取り、薄くスライスする。

② 厚手の鍋にアルミホイルを敷いて、タロイモを並べ、その上にパパイヤを重ねる。これを層になるように数回繰り返す。

③ 全体に塩をふり、ココナッツクリームを上から均一にかける。

④ 鍋にふたをし、弱火にかける(焦げ防止のため、鍋底に少量の水を入れてもOK)。

⑤  40〜60分ほど蒸し煮にし、サトイモが柔らかくなるまで加熱する。 火を止め、粗熱を取り、冷ましたら完成。


デザートのようでデザートではない、立ち位置が微妙な料理。
イモ・パパイヤ・ココナッツ、そのままの味です。

島全体が隆起サンゴ礁でできているため、島の至るところに洞窟があります。
洞窟の数が多いだけでなく、海の洞窟や淡水の洞窟、鍾乳洞など種類も豊富。
ニウエの海は世界有数の透明度を誇り
洞窟の天然プールでは底が見え過ぎて、「水がないように見える」と言われるほどらしい。
泳いでいる魚が丸見えなので、釣りは簡単そうですね。

ニウエの情報を調べていて驚いたのが
世界で最初に全島に無料Wi‑Fiを導入したこと。
人口が少ないからこそ実現できた面もありますが、導入は2010年代前半で
日本の自治体が無料Wi‑Fiを整備し始めた時期より早かったそうです。
電波を通すのが難しい洞窟や崖だらけの複雑な地形なのに、スゴイぞ、ニウエ。

ニウエは、世界初の本物の月の石を埋め込んだ記念硬貨を発行した国として知られています。
スター・ウォーズやディズニー、ポケモンなど世界的な人気作品とコラボしたコインも多く
立体加工、ホログラム、宝石入りなど、通貨というより
もはやアート作品のようなデザインが特徴です。
こうしたユニークなコインは、世界中のコレクターから高い人気を集めています。
観光でも農業でもない、小さな国だからこそ成立するコインビジネス
目のつけどころがイイですね。