レシピ111 キリチ(Kilichi)
ニジェールは、西アフリカに位置する内陸国。
国名の「ニジェール」の語源は諸説あり、ラテン語の 「黒」に由来する説が有力。
面積は日本の約3.3倍で、国土の約75%が砂漠です。
公用語はフランス語ですが、ハウサ語、ジェルマ語なども使われています。
植民地時代にフランス語が導入されましたが
はるか前にサハラ交易を通じてイスラム教が広まったため
国民の約99%がイスラム教徒です。
キリチは、薄切り肉を乾燥させ、ピーナッツと香辛料をまぶして再度乾燥・加熱し
最後に強火であぶって仕上げるビーフジャーキーに似た料理です。
ニジェール発祥の料理ですが、西アフリカ広域で食べられています。
本来は、天日乾燥して作られることが多い料理ですが
我が家では出来ないので、魚焼きグリルを使って再現してみました。
暑くてドライ、雨が少ないという環境から、ニジェールの食は
野菜も肉も魚もチーズも乾燥保存する文化が強いらしいですよ。
材料(2人分目安)
| 牛赤身肉 | 250g |
| ピーナッツ | 40g |
| タマネギ | 15g |
| ショウガ | 5g |
| ニンニク | 1かけ |
| 赤唐辛子 | 3g |
| 塩 | 小さじ1/3 |
| 水 | 15~20ml |
作り方
① 薄切り牛赤身肉を魚焼きグリルで弱火で加熱し、しっかり水分を飛ばす。
② ピーナッツ、細かくみじん切りしたタマネギ、すりおろしたショウガとニンニク、輪切りした赤唐辛子、塩、水を混ぜてペースト状にし、牛肉にまぶす。
③ 再度、魚焼きグリルで弱火で加熱し(焦げないように注意)、最後に表面を強火で短時間焼く。
④ 完全に冷ましたら完成。


キリチは、日本で食べるビーフジャーキーより柔らかく
肉の味が濃く、香りが強いそう。
本物を食べたことがないので、合っているのかわかりませんが
スパイシーでうまし。焼肉とはまったく違います。
ニジェールは、世界最高レベルの出生率を誇る国です。
高齢人口が少ないため、平均年齢は15歳台(2024〜2025年データ)。
女性1人あたりの出産数は、6〜7人とされています。
一方、日本の平均年齢は約50歳(中央値:2026年データ)で、高齢化が進んだ国の1つです。
ニジェールの映え情報としてご紹介したいのが、遊牧民族トゥアレグ族さんの衣装。
インディゴで染めた青い衣装がトレードマークで
青い染料が肌に移ることから「青い民」と呼ばれているのだとか。
男性は、顔の下半分をターバンで隠しているので(女性は顔を隠さない)
まるで砂漠のヒーローのような存在感。
青いターバンが目をひきますが、実際は白やオレンジなど
いろいろな色の布が使われているようです。
さらに、彼らが用いる〇△□のような幾何学的な形をしたティフィナグ文字も
ロゴのようなデザインで、イケてます。
インディゴ染めもいいけれど
トゥアレグ族さんが作るシルバーアクセのデザインもメタかっこいい!
ニジェールは世界有数のウラン産出国で
北部アーリット周辺では1970年代から採掘が始まりました。
かつてニジェールのウランは、フランスの原子力発電を支える重要な供給源でしたが
近年、政治情勢の変化により、輸出量は縮小しているようです。

