レシピ107 ボロン・デ・ベルデ(Bolón de Verde)
赤道直下に位置することから「Ecuador」(スペイン語で「赤道」)という名前がついたエクアドル。
実際に、国土の北部を赤道が横切っていて
「Mitad del Mundo(世界の中心)」という赤道記念碑が観光名所になっているそう。
赤道直下でも首都キトは高地にあるので、年間を通して涼しいみたいです。
スペイン語が公用語ですが、通貨はアメリカ(US)ドルです。
エクアドルは、かつてスペインの植民地で
独立後に「スクレ」という自国通貨を使用していましたが
1990年代後半に経済危機とインフレにより、スクレの価格が急落し
経済安定のため、アメリカドルへの切り替えが行われました。
主要産業は、石油、バナナ、エビ、カカオなどで
石油は国内総輸出の約半分を占める重要な資源、バナナは世界有数の輸出国です。
アンデス山脈、沿岸、アマゾンで地域ごとに料理文化が大きく異なります。
今回ご紹介する青バナナを使ったボロン・デ・ベルデは、特に沿岸部で親しまれている料理で
朝食として食べられることが多い伝統的な一品。
青バナナをつぶしてチーズを混ぜ、丸めて焼く素朴な料理です。
材料(2人分目安)
| 調理用青バナナ | 2本 |
モッツァレラチーズまたはカッテージチーズ | 80g |
| 塩 | 小さじ1/4 |
| 油 | 小さじ2 |
作り方
① 水を入れた鍋に青バナナを皮ごと入れて加熱し、竹串が通るまでゆでる。
② ゆで上がったら皮をむき、熱いうちにフォークやマッシャーで粗くつぶす。つぶしたバナナにチーズと塩を加え、手でよく混ぜる。
③ ②を6.5〜7cmサイズくらいのボール状に丸める。
⑤ フライパンに油をひき、中火で全体を焼く。焼き色がついて、チーズが少しとけるくらいになったら完成。


完全にコロッケ。
青バナナの方が、ジャガイモよりカロリーが高いですが
なんとな~く、間違いなく気のせいだと思いますが
ジャガイモより軽く感じました(低GIだから?)。
エクアドルは、世界で初めて「自然の権利(Rights of Nature)」を憲法に明記した国です。
2008年の新憲法で採用され、もし人間が自然を破壊した場合
自然の権利を守るための訴訟を起こすことが可能とされています。
これは国際的にも非常に珍しい制度と言えるでしょう。
観光地として有名なガラパゴス諸島は
火山活動によって形成された18の主要な島からなる諸島で
ガラパゴスゾウガメ、ウミイグアナ、アオアシカツオドリなど
世界でも珍しい固有種が非常に多い地域です。
その価値が認められ、1978年にユネスコ世界遺産に登録されました。
1835年に、ダーウィンさんがガラパゴスを訪れ
多くの動物や植物の標本を集め、詳細な観察を行いました。
島ごとに異なる生き物の特徴は、ダーウィンさんが後にまとめた
「進化論(種の起源)」の重要なヒントとなりました。
なお、世界の標準や国際市場から孤立して、国内だけで独自進化してしまうことを
日本では(比喩として)「ガラパゴス化(ガラパゴス現象)」と呼びますが、この言葉は
ガラパゴス諸島の生き物が、外界から隔絶されて独自の進化を遂げたことに由来しています。

