レシピ140 クライダ(Kulajda)
ヨーロッパのほぼ中央に位置するチェコは、1993年にチェコスロバキアから独立した内陸国です。
首都は世界遺産の街、プラハ。
街の名前を聞くだけで、気品あふれるヨーロッパの風景を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今回調べて驚いたのが、無宗教の人の割合が高いこと。
歴史的な教会や修道院が数多く残っているので
ほとんどの人がカトリックだと勝手に思っていました。
歴史的に教会や宗教権力への反発が強かったことや、共産主義時代の影響からなんでしょうかね。
チェコ料理は、肉やジャガイモが主役の素朴でボリューミーなものが中心。
世界有数のビール大国としても知られていて、1人あたりのビール消費量が非常に多いです。
健康面が少々心配になりますが、平均寿命は約80歳と決して短くありません。
クライダは、チェコ南部発祥の伝統的な料理。
濃厚ながらも酸味の効いたスープです。
材料(2人分目安)
| キノコ ブラウンマッシュルーム+シメジ(7:3) | 80g |
| バター(①用) | 25g |
| 小麦粉 | 大さじ1 |
| 水 | 400ml |
| ジャガイモ | 1個 |
| 塩(②用) | 適量 |
| 白こしょう | 適量 |
| サワークリームまたは生クリーム | 100ml |
| 卵 | 2個 |
| 塩・酢(③用) | 適量 |
| 酢(④用) | 適量 |
| バター(④用) | 25g |
| ディル | 1本 |
作り方
① 鍋にバターを入れて溶かし、小麦粉を加えて混ぜてルーを作る。混ぜながら水を少しずつ加え、なめらかに溶きのばす。
② 鍋に角切りしたジャガイモ、石づきを取って食べやすい大きさにしたキノコ、塩、白こしょうを入れ、ジャガイモとキノコが柔らかくなるまで15~20分ほど煮込む。
③ 別の鍋に塩・酢を加えた水を沸かして沸騰直前の状態にする。別容器に割り入れた卵を鍋の中央にそっと落とし、数分加熱して取り出す。同様にもう1つ作る。
④ ②のスープにサワークリームを加える。味を見ながら酢を加え、バターでコクを加える。刻んだディルを加える。お皿にスープを盛り、③のポーチドエッグをのせたら完成。


ディルの爽やかな香りとお酢の酸味でさっぱり。
ポーチドエッグで濃厚さがプラスされ、満足・満足。
トルティーヤコーナーをピザ生地コーナーに変更した近所のスーパー → ホンジュラスの記事
のハーブコーナーでディルを探していたら
店員さんに「あ、ディル? 今日は売り切れ。昨日はあったんですけどねぇ。ハーブの中で一番人気なんですよ」
と言われ、一番人気ってホントかよ、と。ディルの使いどころ、そんなにあります??
チェコ人は、キノコ狩りが大好きなことでも知られています。
秋になると家族で森へ出かけ、キノコを採るのだとか。
今回のクライダにもキノコが使われていますが
1杯のスープにも、チェコの暮らしが垣間見える気がしました。
チェコを代表する伝統工芸品、ボヘミアングラス。
ボヘミア地方では13〜14世紀頃からガラス作りが発展し
その後、ヨーロッパで広く知られるようになったとされています。
【Moser】さんは1857年創業のチェコを代表する高級クリスタルブランドで
「ガラスの王様」と呼ばれることもあるようです。
最後にプチ雑学を1つ。
「ロボット(robot)」という言葉は、チェコ発祥。
チェコの作家カレル・チャペックさんの戯曲『R.U.R.』から広まったそうです。

