レシピ126 ドライ・ライス(Dry Rice)
リベリアは1847年7月26日に独立した、アフリカ最古の共和国。
欧州列強の植民地支配を受けなかった国ですが
アメリカから移住した解放奴隷のための入植地が設けられたという歴史があります。
そのため、政治制度・建築様式・文化には、アメリカの影響が色濃く残っています。
食文化は、海沿いの国で魚料理が中心。パーム油を使う料理が多く
ライスに揚げ鶏やコーンブレッドなど、アメリカ南部の影響も見られます。
ドライ・ライスは、リベリアで食べられている味つきご飯で、魚や肉の旨味で米を炊きます。
今回は、乾燥魚(現地には、いろんな種類があるらしい)を使ったレシピを再現。
米は炊く前に油で炒めるため、香ばしさがあります。
レストランなどでは、揚げ魚や揚げ鶏を添えて提供されることがありますが
単体で食べられることもよくあるようです。
材料(2人分目安)
| 1カップ | |
| 水 | 1.5カップ |
| 大さじ2 | |
| 油 | 大さじ1.5 |
| 塩 | 小さじ1/3〜1/2 |
作り方
① 鍋に水を入れ、ちりめんじゃこを加えて弱火で5分くらい煮る。
② 米を軽く洗い、ザルに上げて水気を切る。
③ 別の鍋に油を入れて中火で熱し、米を入れて2〜3分くらい炒める。①の鍋に入れて、塩を加える。
④ 沸騰したら弱火にし、ふたをして12〜15分くらい炊く。火を止めて10分程度蒸らし、全体を軽くほぐしたら完成。


今回のレシピのように、米を炒めてから炊くスタイルもあるのがリベリア流ですな。
短粒米&ちりめんじゃこで作ったので再現度は低いですが。
リベリアの通貨は、リベリアドルとアメリカドルの併用で
街中では、アメリカドルがよく使われています。
また、国旗はアメリカの国旗とよく似ており(リベリアは、星の数1つ)
アメリカから移住したアフリカ系アメリカ人たちによって建国されたという歴史を象徴しています。
首都モンロビアの名称は、アメリカ第5代大統領ジェームズ・モンローさんに由来しているそう。
アメリカとのつながり強過ぎー。
個人的に気になったのが、リベリアの100ドル紙幣。
第20代大統領ウィリアム・R・トルバートさんの顔が描かれているのですが
首を傾げてこちらを見るトルバートさんの微笑みが、しばらく頭から離れませんでした(笑。
1000ドル紙幣の、リベリア16民族のお面もイケてます。
リベリアの第25代大統領だったジョージ・ウェアさんは、元サッカー選手。
アフリカ出身選手として唯一のバロンドール受賞者で
ACミラン・PSG・モナコなどで活躍した怪物級ストライカー。
サッカー現役時代は「リベリアの怪人」と呼ばれていました。
サッカー界では伝説、政治では賛否が分かれたようですが
「国民に近い存在だった」という好意的評価も多いみたいですね。
リベリアは、西アフリカ有数のチンパンジー生息地。
国土の半分以上が熱帯雨林で、野生のチンパンジーが森の中で暮らしています。
一方で、研究で使われたチンパンジーが暮らしている島もあります。
アメリカの血液センターがリベリアに設置した研究施設で
B型肝炎など感染症の研究にチンパンジーが用いられてきました。
研究が終了した後、野生に戻すことが出来なくなったチンパンジーたちは島に移され
現在は保護団体が支援していますが、重い歴史を抱えた場所です。

