アフリカ

南アフリカ―普通のカレーとチャウ!

レシピ135 バニーチャウ(Bunny Chow)

アフリカ大陸の最南端に位置する南アフリカ。
首都は3つ(行政:プレトリア、立法:ケープタウン、司法:ブルームフォンテーン)
公用語はアフリカーンス語、英語、ズールー語、ンデベレ語など12言語あり
2023年に手話も追加されています。
手話を法的に認めた国は複数ありますが
手話を憲法上の公用語として追加したのは、南アフリカが世界初ではないでしょうか。

バニーチャウは、南アフリカのダーバン発祥のストリートフード。
パンをくり抜いて、その中にカレーを詰めた料理です。
伝統的には白いローフ系のパンが使われますが
日本で再現するなら食パンや丸パンでOK。
初期のバニーチャウは、豆カレーだったと言われていますが、ラム・マトン・チキンなどの具があり、
豆も絶対この種類でないとダメということはないようです。


材料(2人分目安)

sugar beans  レッドキドニービーンズ(水煮)1カップ
油大さじ1
タマネギ1/4個
ローリエ(省略)1枚
シナモンパウダー 小さじ1/4
カルダモン1個
ショウガ・ニンニクペースト小さじ1/2
カレーリーフ(省略)1/2枝
ターメリック小さじ1/4
ミディアムマサラ  カレー粉大さじ1/2
カシミールチリパウダー小さじ1
トマト1個
ジャガイモ1個
塩適量
水適量
丸型または四角型の大きなパン1つ

作り方

① 鍋に油を入れて熱し、シナモン、カルダモンを入れる。みじん切りしたタマネギを加え、少し茶色くなるまで炒める。

② ショウガ・ニンニクペーストを加える。ターメリック、カレー粉、チリパウダーを加えて炒める。

③ トマトを湯むきしてピューレ状にし、鍋に加える。ジャガイモの皮をむき、適当な大きさに切って加える。レッドキドニービーンズの水煮を汁ごと加え、塩を入れる。ジャガイモが柔らかくなり、適度な濃さになるまで煮る。

④ パンの中をくり抜いて器状にする。パンの中に③を詰めたら完成。


今回は、レッドキドニーを使いました。
カレーがパンに染み込んでうまいと感じるか、べちゃべちゃになって嫌と感じるか。

1910年、イギリスの植民地だった4つの地域が統合され、南アフリカ連邦が成立しました。
1948年には、アパルトヘイト(人種隔離政策)が法制度として導入されました。
国民を白人・黒人・有色人種・インド系の4つに分類し、教育や居住、移動などを厳しく制限することで
白人による支配体制を強化しました。
南アフリカに白人が多くいる印象があるのは、ヨーロッパ人の入植が長く続き
その後も白人が政治や社会の中心的な地位を長期間占めていた歴史があるためでしょうね。

バニーチャウが生まれたダーバンは、インド系住民が多い地域。
アパルトヘイト下で人種による飲食店の利用などが制限されていたことと関連して
インド系の人々が、食器を使わずにカレーを持ち運べるようにした料理だと言われています。
「Bunny(バニー)」は、インド系商人のカーストである「Bania(バニア)」に由来するという説があります。

南アフリカは、ワインの名産地として世界的評価が高い国です。
ヤギが自由に歩いているワイナリーや、動物の名前をつけたワインブランド
自然保護区のすぐ近くにワイナリーが並ぶ地域もあり
動物との距離が近い南アフリカらしい、「動物×ワイン」というユニークなコラボレーションが見られます。

セカイゴハンジャーニー