サイドノート|トマトと卵の刀削麺

レシピ63 中国

かつてモンゴル族が漢民族を支配していた頃、漢民族が反乱を起こさないように
武器になるような包丁を含む金属類を取り上げたため、庶民は薄い鉄片で刀を作るようになりました。
その刀で小麦粉を削ったのが、刀削麺の始まりです。
物がないことが、新しい物が誕生するきっかけになったのですね。

サイドノートでは、山西省発祥の刀削麺を使った家庭料理
番茄鸡蛋刀削面(バンチェ ジーダン ダオシャオミェン)をご紹介。

材料(2人分目安)
刀削麺:2玉 ※ 市販品
トマト:2個
卵:2個
ニンニク:1かけ
青ネギ:1本
油:大さじ2
塩:小さじ1/2〜
砂糖:小さじ1/2
水:300ml
辣油と香菜:適量(お好みで)

作り方
① フライパンに油を入れて熱し、溶き卵をふんわり炒めてお皿に取り出す。

② 同じフライパンに油を少し足し、みじん切りしたニンニク、小口切りした青ネギを炒める。ざく切りしたトマトを加えて炒め、塩、砂糖を入れる。水を加えて煮立て、①の卵を戻し、弱火で2〜3分煮る。

③ 刀削麺をゆで、湯切りしてお皿に盛る。麺に②をかけたら完成。好みで辣油や香菜を散らす。

                        ※写真は辣油と香菜不使用

もちもちに加えて、独特な食感を生み出しているピラピラヒダもよござす。
刀削麺は、小麦粉と水で作りますが、うどんとの違いは打ち粉をしない点
これがもちもちの秘訣かな。
ニンニクを使用していますが、スープまで飲みほしても
背徳感nothingのやさしいお味です。