レシピ86 オリヴィエサラダ(Салат Оливье)
日本の約45倍という広大な国土を持つロシア。
地理的には日本のすぐ近くにありながら、大人の事情が重なって気軽には行けません。
近いようで、遠い国という印象が強いですね。
ロシアは、ヨーロッパとアジアをまたぐ珍しい二大陸国家。
首都モスクワはヨーロッパ側にあり、ウラジオストクはほぼ日本の隣という
地理的ギャップがすごい国です。
そして、国土があまりにも広いため、朝の地域と夜の地域が同時に存在し
11ものタイムゾーンがあります。
同じ国の中を移動するだけで時差ボケになりそうです。
動物の毛で出来たモフモフ帽子をかぶっている人をよく見かけるせいか
極寒の国のイメージが強いですが、実際は夏も厳しい気候で
40℃近くまで気温が上がる地域もあるそうです。極寒と灼熱の二者択一、キビシイ。
オリヴィエサラダは、ロシア版ポテトサラダ。
私たちが知っているポテトサラダの原型とも言われています。
ソ連時代、モスクワのホテルレストランで働いていたベルギー人シェフが考案したメニューで
当時は高級料理だったようです(レシピは門外不出だったそう)。
ロシアでは、「マヨネーズは飲み物」というジョークがあるほどのマヨネーズ消費国。
ロシア人が筋金入りのマヨラーだったとは。
オリヴィエサラダが人気なのも納得です。
材料(2人分目安)
| ジャガイモ | 1個 |
| ニンジン | 1本 |
| 卵 | 2個 |
| ピクルス | 2本 |
| タマネギ | 1/4個 |
| ボローニャソーセージ | 120g |
| グリーンピース | 90g |
| マヨネーズ | 大さじ2 |
| 塩 | 適量 |
| 黒こしょう | 適量 |
| 少量 |
作り方
① ジャガイモとニンジンを皮つきのままゆでて、冷ます。ゆで卵を作る。
② ジャガイモ、ニンジン、ゆで卵、ピクルス、ボローニャソーセージを小さな角切りにする。タマネギは粗みじんにして、水にさらす。
③ ボウルに、ゆでたグリーンピースと②を入れて混ぜる。マヨネーズを加えて、全体を和える。塩、黒こしょうで味を調える。ドライパセリを加えたら完成。


ピクルスが入るのが特徴。
具だくさんで、かつて高級品だったことが想像出来ます。
でも~、私は日本式ポテサラの方が好きだな。
ロシアでは、ジュースや炭酸飲料を常温で飲む人が多いそうです。
「冷たい飲み物は体に良くない」という考え方が根強く
冬は、外が冷蔵庫より寒いこともあるので
飲み物を冷たくする必要性を感じないのでしょうね。
レストランでもリクエストしないと、ぬる~い飲み物が出てきたりするみたいです。
驚くほどたくさんの料理番組が、ロシアでは放送されているらしい。
・冬が長く、外食より家で食べる文化が強いこと
・ソ連時代の名残で、生活に役立つ教育系番組が多いこと
・ロシア人は食べ物の話題が好きで、家庭料理へのこだわりが強いこと
などの理由から、料理番組が人気ジャンルの1つになっているようです。
北海道とロシアの間、最短距離はわずか約14km。
これって、なんなら歩ける距離ですよ。
地理的にはめちゃくちゃ近いのに、心理的には遠い国。もったいないなぁ。

