アジア

キルギス|トマトベースにタップリ野菜

レシピ83 オヴォシノイ・ラグマン(овощной лагман)

中央アジアに位置するキルギスは、国土の大部分が山岳地帯で
かつて、シルクロードの重要な通過地として栄え
スヤブやタシュラバットなど、多くのシルクロード関連遺跡が残っています。

キルギスの食文化は、遊牧民の生活を起源としており
羊・馬・牛の肉や乳製品が食の中心を占めています。
パンや麺料理もよく食べられているようです。

ラグマンは、キルギスなど中央アジアで広く食べられている手延べ麺料理で
ルーツは、ウイグル料理にあると言われています。
牛肉や羊肉を使うのが定番ですが、肉なしの野菜ラグマンもあり
今回作るのは、そのオヴォシノイ(野菜の)・ラグマンです。


材料(2人分目安

ラグマン麺  中華太麺240g
タマネギ1/2個
ニンジン1/2本
ピーマン1個
セロリ  パプリカ1/3本  1/4個
トマト1個
ニンニク1かけ
大さじ1.5
150〜200ml
クミンパウダー小さじ1/2
コリアンダーパウダー  ドライパセリ小さじ1/2
チリパウダー 赤唐辛子 少々  1/2本
塩・黒こしょう適量
パクチー(飾り用)

作り方

① 中華麺をゆでる。

② フライパンで薄切りしたタマネギ、細切りしたニンジンとピーマンとパプリカを炒める。みじん切りしたニンニクを加えて、さらに炒める。

③ 角切りトマトを入れて軽く煮て、クミンパウダー、ドライパセリ、赤唐辛子(種を取らずにそのまま)を加える。

④ ③に水を入れ、弱火で10〜15分くらい煮て、塩・黒こしょうで味を調える。

⑤ お皿に①の麺を盛り、上から④をかけて、仕上げにパクチーを散らしたら完成。


ラグマンは、家庭ごとに具材が異なり、バリエーションが豊富です。
今回は、セロリの代わりにパプリカを使いました。

野菜の甘味が前面に出る、ラーメンパスタといったところでしょうか。

遊牧民文化の名残で、キルギスの乳製品は種類がとても多いそうです。
クルット、ジュラト、エジゲイ、サリメイ、ビシュタク、ピシュラクなどなど。
日本だと、牛乳・ヨーグルト・チーズくらいの大きなくくりですが
キルギスでは、乳の種類や発酵度合い、加工方法によって細かく分類が分かれていて
独自の製法があるとのこと。
馬乳を発酵させた飲み物クミスは、独特の香りと酸味が特徴で
クセが強過ぎて、日本人だとギブな人が多いみたいです。

「キルギス人と日本人は似ている」と言われることがよくありますが
DNAレベルでの確かな証拠はまだなく、印象で語られることが多いようです。
個人的には、ブータンやネパールの人の方が日本人に近い顔立ちをしているような…
気質で言えば、台湾の人が一番日本人に近い気がします(あくまで個人的見解)。

キルギスの国技、コクボルは衝撃のスポーツ。
馬に乗った選手たちがボールを奪い合う、ポロのような競技なのですが
使われるボールはなんと、ヤギの死体。
その起源は非常に古く、5000年以上前、遊牧民が家畜を襲うオオカミを狩り
その死体を使って、仲間同士でキャッチボールのように遊んだのが始まりなんだとか。
競技には乗馬技術だけでなく、戦略、スピード、判断力が求められます。
大会の優勝者には馬やラクダ、車といった賞品が贈られることがあるそうです(全部乗り物なのね)。