レシピ1 アキー・アンド・ソルトフィッシュ (AcKee & Saltfish)
ジャマイカは、カリブ海に浮かぶ島国。
公用語は英語ですが、英語とアフリカ言語がベースのパトワ語(ジャマイカ・クレオール語)も使われています。
「Ya mon(ヤーマン)」は、挨拶、肯定、共感など、いろいろなシーンで使えて便利です。
ただ、日本人が思っているほど、現地の人はヤーマンと言いません。
(観光客が喜ぶことを知っていて、あえて使っている現地人もいますが)
しょっぱなからクセ強国を選んだと思われそうですが
私にとっては思い出深い国で、4回行っています。
今回ご紹介するアキーは、西アフリカ原産の果実。果実といっても甘くはありません。
完熟した黄色い実の部分を食べます。食べ頃になるとパカーンと口が開きます。
未熟な実は有毒です。
「DANGER」と書かれたドクロマーク入り看板がアキーの木に吊り下げられているのを現地で見ましたが
注意書きをしておかないと、勝手に取って食べちゃう人がいるんですかね。
それにしても、黄・赤・黒という植物の生き残り戦略をバリ感じる極彩色のアキーを最初に食べた人の勇気たるや…。
ジャマイカ第2の都市・モンテゴベイの【The Pelican Grill】さんに
ジャマイカ滞在中、毎朝のようにアキーアンドソルトフィッシュを食べに行っていました。
海が近くてロケーションも良いお店です。
材料 (2人分目安)
| 150g | |
| タマネギ | 1/2個 | 
| トマト | 1個 | 
| ピーマン | 1個 | 
| 1/3本 | |
| 油 | 小さじ1 | 
| 塩・こしょう | 適量 | 
作り方
① 鍋に塩を入れた水を沸騰させタラを入れ、白くなったら取り出して骨を取り除き、食べやすい大きさにカットしておく。
② 油をひいたフライパンで、溶いた卵をスクランブルエッグの要領で粗く大き目な楕円になるように作り、皿に取り出しておく。
③ スライスしたタマネギ、ピーマン、角切りトマト、みじん切りした青ネギを炒める。
④ ②の卵と①のタラを③に加え、軽く炒めたら完成。


アキーが違うので完全再現は難しいですが、雰囲気は味わえると思います。
アキーの缶詰を日本で手に入れるのは難しく、あったとしても高いので
卵を代用するのがベストだと思います。
ジャマイカは、言わずと知れた陸上短距離のメダル量産国。
ウサイン・ボルトさんの100メートル9秒58の世界記録は、2025年現在も破られていません。
ママチャリを使っても、置き去りにされるレベルですね。
金メダリストのシェリーアン・フレーザープライスさん(自己ベスト100メートル10秒60)が
息子の学校の運動会でガチ走りした映像を観ましたが、圧巻の速さでした。
2015年に「改正危険薬物法(通称:ガンジャ法)」が施行され、少量の大麻所持は非犯罪化され
反則金の支払いだけになりました(医療目的、ラスタファリ信仰による使用は合法)。
ただし、外国人の購入や使用は違法なので、絶対に手を出したらダメです!
ジャマイカは、私の第2の故郷くらいに思っているのですが
おそらく、みなさまが思っている以上のパンチがきいた出来事がありまして(汗
今度行ったら生きては帰って来られないと思うので(詮索は禁物です)
これからも安全なお家でジャマイカ料理を楽しみます。


  
  
  
  