レシピ63 ゴンバオジーディン(宮保鶏丁)
人口約14億1,510万人(2025年データ)の中国。
減少傾向にありますが、インドに続き世界第2位の人の多さです。
私の人生初の海外先が中国です(ツアー旅行)。
昔のことで記憶が断片的ではありますが、いろいろ衝撃を受けて
一緒に行った友人と「早く帰りたい」と弱音を吐いた夜もありました(自転車にひかれるというアクシデントも発生)。
私が行った当時はまだ整備途中で、レプリカ展示が中心の場所もありましたが
万里の長城や兵馬俑、天安門広場など、憧れていた景色・遺跡が見られて感動しました。
明確な定義はないですが、中華料理と中国料理は違うものと考えられています。
中国料理は、中国で日常的に食べられている料理で
中華料理は、天津飯や焼き餃子など日本人が中国料理をアレンジした中国風のものを指します。
中国の料理が日本に入ってきたのは江戸時代で、長崎から広まっていったようです。
中国料理の代表的な分類として、4つなら北京・上海・四川・広東料理
8つなら山東、四川、広東、福建、江蘇、浙江、湖南、安徽料理
4大料理の特徴を簡単にまとめると
・北京料理は、濃い味つけで肉料理中心、小麦文化(北京ダック、水餃子など)
・上海料理は、甘めの味つけで魚介中心、油多め(上海蟹、小籠包など)
・四川料理は、辛味と痺れ、香辛料多用(麻婆豆腐、回鍋肉など)
・広東料理は、淡味で素材重視、蒸し料理多め(フカヒレ、焼売など)
なんせ面積も広く人口も多いので、食も豊かですね。
中国旅行で印象に残っているのは、八宝飯という料理です。
甘い餡入りの蒸したもち米にチェリーやナッツ、ドライフルーツなどが飾られた伝統菓子で
どんぶりに入っていました。
宮廷料理にも登場した格式あるお菓子らしいのですが、その甘さにツアー参加者全員悶絶。
日本のおはぎより、もっと甘かったです。
何を作るかとても迷いましたが、四川料理の宮保鶏丁をチョイス。
清代の官僚、丁宝楨さんが死後に授かった名誉称号「太子太保(宮保)」に由来した料理です。
(丁さんが、鶏肉とピーナッツを使った料理を好んだことから命名されたと言われている)
材料(2人分目安)
| 鶏もも肉 | 200g |
| 無塩皮付きピーナッツ | 30g |
| 赤唐辛子 | 6〜8本 |
| 小さじ1 | |
| ニンニク | 1かけ |
| ショウガ | 1かけ |
| 青ネギ | 1本 |
| しょうゆ(①用) | 小さじ1 |
| 酒(①用) | 小さじ1 |
| 片栗粉(①用) | 小さじ1 |
| 油(③用) | 小さじ1 |
| しょうゆ(④用) | 大さじ1 |
| 砂糖 | 大さじ1 |
| 酒(④用) | 大さじ1 |
| 水 | 大さじ2 |
| 片栗粉(④用) | 小さじ1 |
作り方
① 一口大に切った鶏肉にしょうゆ、油、片栗粉を合わせたものをつけて10分くらい置く。
② フライパンで無塩皮付きピーナッツを炒って、お皿に取り出す。
③ フライパンに油を入れて熱し、1cmくらいの輪切りにした赤唐辛子と山椒を入れて弱火で香り出しをする。みじん切りしたニンニクとショウガ、①の鶏肉を加えて炒める。
④ しょうゆ、{酢+砂糖}を合わせたもの、砂糖、酒、水、片栗粉を混ぜたものを③に加えて炒め合わせる。②のピーナッツ、小口切りした青ネギを加えてさっと炒めたら完成。


日本や欧米などでは、カシュ―ナッツ使用のアレンジバージョンを提供するお店もありますが
本場の宮保鶏丁にはカシュ―ナッツは使われず、ピーナッツです。
酢のおかけで、お肉が柔らかジューシー。
作る前からヒーハー案件だとわかっていましたが、想像以上に辛い。
みなさま、ご自身の舌の自由神経終末と相談して、唐辛子と山椒の入れる量を調整してください。
それにしても、さすが中国5千年の歴史。私のような素人シェフが作っても、しっかり美味い!
先日、台湾で購入した刀削麺が美味し過ぎてループ中なので
(乾麺とは思えないほどのもっちりさに、もうメロメロ)
刀削麺を使った「番茄鸡蛋刀削面」もご紹介しちゃいます→サイドノート
昔、中国茶の紙箱を集めていたことがあり、中華街に行って仕入れていたのですが
シュール/唐突/衝撃的な絵や書体の、これぞ中国的なデザインがてんこ盛りで
面白かったことを思い出しました。
工芸茶は飲んでも美味しい、見ても楽しめるので、オススメです。
中国は世界でも最先端のキャッシュレス社会。
モバイル決済の利用率は86%に達しています(2025年データ)。
屋台はもちろん、路上生活者までQRコードを提示するほど、現金を使う場面は少なくなっています。
キャッシュレス化の進展により、盗難被害は大幅に減ったそうですが
QRコード詐欺が急増するなど新たなリスクも課題になっています。
中国の公衆トイレでは、顔認証やQRコード広告視聴によってトイレットペーパーが提供される
スマートディスペンサーが導入されている場所があるそうです。
ハイテクというか、なんとも中国らしい大胆な発想。
紙の無駄遣いや持ち帰りを防ぐための仕組みですが
スマホがない人は、紙を忘れず持参しないと困るかもしれませんね。
ちなみに、国家プロジェクト「トイレ革命」により、観光地を中心にトイレ整備が進行中だそうです。


