レシピ87 カンダ・ティ・ニマ(Kanda ti Nyma)
中央アフリカは、その名の通り、アフリカ大陸の中央部に位置する内陸国で
1960年にフランスから独立しました。
政治的混乱が続いている一方で、自然環境は非常に豊かです。
南部には熱帯雨林、北部にはサバンナが広がり
「蝶の楽園」と呼ばれるほど多くの蝶が生息しています。
2010年にフランスの研究機関が行った調査では
限られたエリアだけで、180種類もの蝶が確認されたそうです。
蝶の羽を使った工芸品もあり、大使館の資料によると
自画像を蝶の羽で作ってくれる職人もいるとのこと。
これはぜひお願いしてみたい。前衛的な作品が出来そう。
カンダ・ティ・ニマは、牛肉団子をピーナツソースで煮込む中央アフリカの郷土料理で
オクラのとろみが特徴的です。アフリカ版、ミートボールですね。
アフリカの方が、団子が小さいですが
形状は、以前ご紹介したスウェーデンの ショットブッラル に似ています。
材料(2人分目安)
| 牛ひき肉 | 250g |
| タマネギ(①用) | 1/2個 |
| タマネギ(②用) | 1/4個 |
| ニンニク | 1かけ |
| 唐辛子 | 少々 |
| 塩 | 小さじ1/2 |
| 黒こしょう | 少々 |
| 無塩ピーナツバター | 大さじ3 |
| 水 | 300ml |
| オクラ | 6〜8本 |
| 油 | 大さじ1 |
作り方
① 牛ひき肉に、みじん切りしたタマネギとニンニク、細かく切った唐辛子、塩、黒こしょうを混ぜ、直径3cmほどの団子を作る。
② 鍋に油を入れて熱し、みじん切りしたタマネギを軽く炒める。輪切りにしたオクラを加えてさらに炒める。無塩ピーナツバターと水を加え、よく混ぜてなめらかなソースにする。
③ ①の肉団子を②に入れ、弱火で20〜25分ほど煮込む。肉団子に火が通り、ソースにとろみがついたら完成。


見た目よりアッサリしていて、良き良き。
味が薄いと感じる人もいると思うので
塩・こしょうを適宜足してお召し上がりください。
中央アフリカの食文化は、キャッサバやプランテンバナナなどの根菜類を主食に
アフリカ定番のピーナッツやオクラを使った煮込み
グリルした川魚(川や湖が多いため、魚は日常的な食材)や肉を組み合わせるのが特徴です。
フランスやアラブの影響も受けているようです。
中央アフリカの主要資源は、ダイヤモンド・金・ウラン・木材などの鉱物資源と森林資源。
資源があるゆえの紛争というアフリカ特有の課題が、ここでも見られ
最大の輸出品であるダイヤモンドは「紛争ダイヤモンド」と言われ、国際的に問題視されています。
中央アフリカは、蝶だけでなく、ゴリラ観察でも知られています。
生息するニシローランドゴリラは、人間とDNAの約98〜99%が一致する近縁種。ほぼ人間?
ニシローランドゴリラは果実を中心に食べる草食性で、他のゴリラに比べると体格は小型
寿命は35〜45年ほどで、見た目に反して温厚な性格だそうです。
人間とゴリラは、約1000万年前に分岐したとされますが
人間として生きるか、ゴリラとして生きるのか、どちらが幸せなのでしょうね。

