アフリカ

ボツワナ|肉のツナ?

レシピ93 セスワ(Seswaa)

ボツワナは、日本の約1.5倍の国土がありますが
人口は日本の約50分の1です。

国名のボツワナは「ツワナ人の国」を意味しており
主要民族のツワナ族に由来しているそうです。

世界トップクラスのダイヤモンド産出国であり
アフリカの中では比較的裕福な国です。
観光業にも力を入れており、サファリツアーが人気。
アフリカゾウが多く生息しており、チョベ国立公園では
世界最大規模のゾウの群れが観察出来るそうです。
国土の80%近くが砂漠なのに
多くの野生動物が生息しているのは珍しいかもしれませんね。

海に面していない内陸国のため、海産魚は少なく
放牧されている牛の肉がよく食べられているようです。

今回ご紹介するセスナは、牛肉と塩と水だけで作ったシンプルな料理。
日本大使館の料理人が、ボツワナ牛で作ったセスワを太巻きの具にしたセスワロールなるものが
天皇誕生日祝賀レセプションなどで出されたことがあるそうです。


材料(2人分目安)

牛肉(骨付きすね・肩・ネックなど)500〜600g
適量
小さじ1

作り方

① 牛肉は、大きな塊のまま鍋に入れる。肉がかぶるくらいの水を加える。

② 強火にして沸騰したらアクを取り、中〜弱火にしてふたをし、2〜3時間ゆっくり煮る。水が減ったら少量ずつ足し、常に肉が煮汁に触れている状態にする。

③ 肉がくずれるくらい、やわらかくなったら火を止める。

④ 肉をボウルに移し、木べらやすりこぎで叩き、繊維状にほぐす(あまり細かくし過ぎない)。

⑤ 塩を加えて全体を混ぜる。煮汁を少量ずつ加えながら、しっとりまとまる状態になったら完成。


食感はツナ。
セスワは、トウモロコシを使った主食と一緒に食べるのが基本とのこと。
炊いたご飯の上にのせて食べてみましたが、現地の食べ方とは違うので
正直、あまり合わない気がしました。お粥ならいいかな。

2019年、科学雑誌『Nature』が
現代人の祖先の起源がボツワナ北部にあった可能性があると掲載しました。
これは、研究者によるアフリカ各地の1,200人以上のミトコンドリアDNAを分析した結果だそうですが
現時点では確定ではなく、有力な説の1つとされているとのこと。
ボツワナには、18,000年以上前から人が住んでいたという考古学的証拠もあるそうですが
現代人の誕生は約20万年前とされており
これらの数字だけで起源を断定することはできません。
正確なことはまだ分かりませんが、ボツワナの大地に
私たちの遠い祖先が暮らしていたかもしれないのですねー。

ボツワナの国章は、2匹のシマウマが両サイドで牛柄の盾を支えるという
なかなか小粋?なデザインです。
3つの歯車は産業と発展、3本の波は水、牛の頭は畜産業を象徴しているらしい。
盾の下にボツワナ語で書かれている「PULA」の意味は「雨」。
乾燥地帯のボツワナでは、水が貴重なことから
雨は「祝福」「繁栄」「幸運」を象徴する特別な言葉で
大事にされているそうです。