アジア

アルメニア|ピザのようでピザじゃない

レシピ84 ラマジョ(Լամաջո)

カフカス地方に位置するアルメニアは、国土の大半が山岳地帯です。
首都エレバンは、紀元前782年に建設されたと言われ
紀元前753年建設のローマよりも古い歴史を持つとされています。
街にはピンク色の凝灰岩を使った建物が多く、「ピンクシティ」と呼ばれることもあります。

アルメニアは、西暦301年に世界で初めてキリスト教を国教化した国で
国民の約95%がキリスト教徒です。
ローマ帝国、ペルシャ、セレウコス朝など複数の大国の境界に位置していたため
多くの侵略や支配を受けてきましたが
ソ連崩壊後の1991年に、アルメニア共和国として独立しました。

アルメニア料理はトルコ料理と似ていますが
スパイスは控えめで、素材の味を重視するのが特徴。

ラマジョは、薄い生地の上にひき肉や野菜、香辛料を広げて焼いた料理で
アラビア語の「ラフム・アジューン(肉・生地)」が語源とされています。
焼きたてにレモンをしぼり、パセリやタマネギを乗せて
巻いて食べるのが定番です。


材料(2人分目安)

薄力粉150g+ぬるま湯90ml+ドライイースト小さじ1/2+砂糖ひとつまみ+塩小さじ1/3+オリーブオイル小さじ1
トルティーヤ ※市販品
2枚
牛ひき肉150g
タマネギ1/4個
トマト1/2個
赤パプリカ1/4個
ニンニク1かけ
トマトペースト小さじ2
パセリ大さじ1
小さじ1/3
黒こしょう小さじ1/5
パプリカパウダー小さじ1/2
クミン小さじ1/4
レモン(飾り用)

作り方

① 牛ひき肉、みじん切りしたタマネギとトマトと赤パプリカ、すりおろしニンニク、トマトペースト、みじん切りしたパセリ、塩、黒こしょう、パプリカパウダー、クミンを混ぜて粘りが出るまで混ぜる。

② 生地に①の具を薄く塗る。

③ オーブンでひき肉に火が通り、焼き目がつくまで焼く。くし型レモンを添えたら完成。


味はジャンクフード寄り? でも、中身は意外にヘルシーなので
ジャンキー欲が爆発した時とかにも良さそう。

アルメニアは、乾燥した気候がブドウ栽培に適しているため
ワインの産地としても知られています。
2011年にアレニ1洞窟で、約6100年前の世界最古のワイン醸造所が見つかったそうです。

アルメニア南部にある「タテフの翼」は、世界最長級(全長約5.7km)の往復ロープウェイ。
ハリゾルと、タテフ修道院のあるタテフ村を結ぶルートで
ギネス世界記録にも登録されているそうです。
山岳国家アルメニアならではの切り立った崖や深い谷を一望でき
雄大な自然を空中から楽しめる絶景スポットとして知られているとのこと。
タテフ修道院はロープウェイの終点にあり
9世紀から13世紀にかけて栄えたアルメニア正教の重要拠点です。
ネットで航空写真を観ましたが、自然のグリーンと白茶の建物がつくるコントラストがとても美しい。

タテフ修道院には「ガヴァザンの柱」と呼ばれる
8本の柱で支えられた石の塔があります。
地震が起きると、この塔が揺れる仕組みになっているとか。
動く石造建築物って、世界的に珍しいのではないでしょうか。
10世紀頃のアルメニアは地震が多く
地震の予兆を知ったり、自然現象を観測したりするために作られたものだそうです。
揺れるところを見たいような、見たくないような…。

興味深い建築物が多いし、ラマジョも美味しい。
アルメニアに行きたくなりました。