中南アメリカ

アルゼンチン|チーズ不在のピザ

レシピ76 フガッサ(Fugazza)

アルゼンチンは、19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパからの大量移民があったため
スペイン・イタリア系が大半で、公用語はスペイン語です。
世界第8位の面積を持ち、羊の飼育が盛んな一方
世界有数の石油・天然ガスの産出国です。

食については、世界有数の牛肉消費国であり
牛肉やソーセージを炭火でじっくり焼く「アサード」と呼ばれるバーベキュー料理が代表。
家族や友だちと時間をかけて楽しむアサ―ドは
コミュニティの絆を深めることに重きを置いた料理と言えるでしょう。
アルゼンチン人が、初対面でもすぐに仲良くなれる国民性を持っているのは
こうした食文化も影響しているのかもしれませんね。

今回ご紹介するフガッサは
タマネギをたっぷりのせた厚め生地のアルゼンチン風ピザ。
Fainá(塩気のあるひよこ豆粉の薄焼き)と重ねて食べたり
アルコールのおつまみとしても親しまれています。
ナポリピザ×フォカッチャが合体した独自進化ピザですね。
派生系として、チーズをプラスした「Fugazzetta(フガセッタ)」があります。


材料(2人分目安)

ピザ生地(厚め) ※市販品1枚
タマネギ2個
オリーブオイル(①用)大さじ1
ひとつまみ~
乾燥オレガノ(省略)適量
黒こしょう少々

作り方

① タマネギを薄切りにする。フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、しんなりするまでタマネギを弱火で炒める。塩、黒こしょうを入れる。

② 市販のピザ生地の表面にオリーブオイルを少量たらす。①を山盛りのせる。

③ オーブン(魚焼きグリルでもOK)で焼く。タマネギが軽く焼け、生地がふっくらしたら完成。


ピザ職人博士ちゃんによると
市販のピザ、もといピッツァのフチに霧吹きで水をタップリかけて焼くと
中モチモチ、外側カリッとなるとのことで、試してみたら…ウマーベラスでした。

オニオン嫌いの人にとっては、きっと拷問ピッツァでしょうけど
チーズなくても充分にうまし。
行きつけパン屋の、愛してやまなかったオニオン&チーズパンが姿を消してしまった今
私にとってチーズ入りのフガセッタは、その喪失感を埋める食べ物になるかも。

オレガノは入っていないお店も結構あるようなので、なくても大丈夫です。

アルゼンチンとブラジルにまたがる世界3大瀑布の1つ、イグアスの滝。
アルゼンチン側は滝を間近で観られるため、迫力満点だそうです。
最大の見どころは、ものすごい水量と轟音ごうおんで訪れる人をビビらせる
「悪魔の喉笛」(
なんだか天と地が同居する滝みたい。

タンゴは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで生まれたダンス&音楽。
ダンスのステップよりも感情が前に出る、まるでドラマのような踊りが印象的です。
グアラニー族やケチュア族などの先住民、そしてイタリア、スペイン、アフリカなど
さまざまな文化が入り混じったカオスの街で生まれた、まさに魂のリズム。
タンゴの題材は、恋愛ばかりと思いきや
人生のグチや孤独なんていうのもあるみたいですよ。
私も今後は、タンゴのリズムにのせて情熱的にグチってみようと思います。