ヨーロッパ

アンドラ|切って、つぶして、焼いた料理

レシピ85 トリンチャット(Trinxat)

アンドラは、フランスとスペインの国境にあるピレネー山脈の谷間に位置する
面積468㎢ほどの小さな国です。
標高の高い山岳地帯にあり、国土の大部分が急峻な地形で占められています。
首都はアンドラ・ラ・ベリャで、ヨーロッパの首都で最も標高が高い都市です。
人口はおよそ8万人で、観光業が主要産業になっています。

1993年に新憲法が成立して正式な独立国家になりましたが、歴史は古く
839年にはウルヘル大聖堂の聖別証書によって
アンドラに対する行使権が認められたとされています。

公用語はカタルーニャ語。
国家元首は、フランスの大統領とスペインのウルヘイ司教区の司教の2人です。

アンドラの食文化は、フランスやスペイン(特にカタルーニャ)の影響を受けているため
オリーブオイルとバターの両方が使われます。
肉料理では、豚肉を使った料理が特に多いようです。

トリンチャットは、ジャガイモとキャベツをつぶして、焼いた豚肉をのせた
ピレネー山脈の郷土料理。冬の時期によく食べられるそうです。


材料(2人分目安)

キャベツ1/3個
ジャガイモ2個
ベーコン50g
パンセタ(塩漬け豚バラ肉) 
豚バラ肉50g+塩(①用)小さじ1/5
50g
オリーブオイル適量
塩(②用)少々
適量

作り方

① 豚バラ肉に塩をふり、ラップに包んで冷蔵庫で一晩寝かせる。

② 鍋に水を入れ、皮をむいてカットしたジャガイモと、適当な大きさに切ったキャベツを入れる。塩を加え、やわらかくなるまでゆでる。ゆで上がったら水気を切って、フォークまたはマッシャーで食感が残るように粗くつぶす。

③ フライパンにオリーブオイルを入れ、細切りにしたベーコンをカリッとするまで炒める。②をフライパンに加え、ベーコンの脂を吸わせながら混ぜる。豚バラ肉を炒める。

④ 形を整え、表面に焼き色がつくまで両面を焼く。お皿に盛って、上に炒めた豚バラ肉をのせたら完成。


お肉の塩味とキャベツの甘味がジュワッ。
トルティージャでもパンケーキでもない、お好み焼きでもない
似ているけどどれとも違う。そんでもってM’agrada molt.

アンドラは、ヨーロッパの中では消費税が安いですが
通貨は、ユーロを使用(EUに加盟していないにもかかわらず)
食料品などは輸入に依存、また観光地ということもあり、物価は高め。
空港もなく、鉄道も走っていないので
観光の際は、交通費がかさむかもしれませんね。

アンドラには自国の郵便局がないため
フランス郵政とスペイン郵政が郵便局を運営しています。
そのため、街にはスペイン管轄のポストとフランス管轄の2つのポストが設置されているらしいです。
料金は一律ではないようですが、現地の人は何を基準に二者択一するのかな。
価格? 信頼性? それとも、送付先によって使い分け?
両方のポストから同時に日本へ郵便物を出してみたい。
調べてみたら、アンドラの記念切手が発行されていました。

1702~2011年までアンドラの国会や裁判所として使われていたカサ・デ・ラ・バル。
1585年に建てられたそうですが、もともとは個人宅。
自分の家が国会の場になるって、どんな気持ちなんだろう。