レシピ139 バレアーダ・センシージャ(Baleada sencilla)
ホンジュラスは、西にグアテマラ、南西にエルサルバドル、南東にニカラグアと国境を接しており
北はカリブ海、南は太平洋に面しています。
主な農産物は、コーヒーやバナナ、パーム油です。
日本にもホンジュラス産コーヒーが輸入されているので
ホンジュラス=コーヒーのイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
バレアーダ・センシージャは、ホンジュラスを代表する国民食。
小麦粉のトルティーヤに、つぶした赤インゲン豆、クレマ、チーズを包んで食べます。
卵やアボカドを加えるアレンジもあるようです。
バレアーダの名前の由来には諸説ありますが
「bala(バラ)」というスペイン語の「弾丸」が語源とされる説が有名です。
屋台でバレアーダを売っていた女性が銃撃事件に巻き込まれ、その後も営業を続けたため
その店や料理を「la baleada(撃たれた女性)」と呼ぶようになったという説です。
料理の材料や形状とは、まったく関係ないんですね。
材料(2人分目安)
| フラワートルティーヤ ※市販品 | 4枚 |
| 大さじ4 | |
| 油 | 適量 |
| 塩 | 適量 |
作り方
① レッドキドニービーンズをフォークなどでつぶし、ペースト状にする。
② フライパンに油を入れて熱し、レッドキドニービーンズを加えて炒める。焦げないように混ぜながら温め、塗りやすい固さにする。味を見て、塩を加える。
③ 別のフライパンで、トルティーヤを両面温める。トルティーヤに②のペーストを塗り、サワークリームをのせ、粉チーズを振る。半分に折ったら完成。


甘くないたい焼き?? 面白い~。
近所のスーパーのトルティーヤコーナーが、売れ行きが悪かったからだと思いますが
いつの間にかピザ生地に取って代わられていました。
バレアーダを食べてみて、トルティーヤってこんな食べ方があるのかと驚きました。
トルティーヤのポテンシャルの高さに、日本人はまだ気づいていないのかもしれません。
ホンジュラスの食文化は、トウモロコシや豆を主食とし
中米先住民の食文化とスペインの食文化が融合して発展してきました。
トルティーヤと豆を大量に消費する国の1つです。
ホンジュラスで有名な遺跡と言えば、コパン遺跡。
ホンジュラス西部にあるマヤ文明の遺跡で、1980年にユネスコの世界遺産に登録されました。
石碑や彫刻が数多く残されており、「マヤ文明の芸術の都」とも呼ばれているそうです。
「ヒエログリフの階段(Hieroglyphic Stairway)」と呼ばれる大階段には
2,000以上のマヤ文字が刻まれているらしい。
マヤ文字は正方形に近い枠の中に収まるように書かれており
中には、ゆるキャラのように見える文字もあって、とても面白いです。
魅力的な遺産や独自の文化を持つホンジュラスですが
2010年代前半には世界最高水準の殺人率を記録したことで知られています。
現在は治安改善が進み、殺人率も低下していますが
個人的には、依然として治安面に課題を抱える国というイメージが強く、残念に感じます。

