台湾・台南の旅
2026年10月(3泊4日)
台北から新幹線を使って台南へ行く人も多いと思いますが
台北には2度行っているので(1回目、2回目)、今回は台南に近い高雄を経由して台南のみ滞在。
高雄国際空港は、台北の桃園国際空港に比べると便数・時間帯の選択肢が少なめです。
・航空券
チャイナエアラインさん 成田発着 行き13:35-16:40/帰り12:55-17:35
71,020円(運賃よりサーチャージの方が高かった)
早く買い過ぎて購入後、1万円近く下がって軽く沈みました。
・ホテル
台南富信大飯店さん ★★★★ 割引ありで3泊 38,006円(こちらは購入後に値上がったので、早く予約して正解)
合計=109,026円
高雄国際空港には、現金の自動両替機がないようなので(クレカなどでの引き出しATMは長蛇の列だった)
兆豊國際商業銀行さんの有人窓口で両替しました(手数料30元)。
35,000円→6,725元 レート:0.193元
同価格帯の台北のホテルと比べると、台南の方が部屋が広いですね。
ウエルカムフルーツが置いてありました。
到着日の夜、食事処を求めてホテル周辺をさまよっていたら
大通りの片側車線に設置された巨大テントから、♪ひと春、ふた春、そしてぇ めぐり逢いぃ~
と大熱唱する台湾のおじさまの声が聴こえてきました(まさか台南で、ひろし五木の洗礼を受けるとは)。
そこには盛り上げ役の司会者と、椅子に座って歌に聴き入る大勢のシニアたちの姿が。
カラオケ大会かな、と思いながら通り過ぎたら
今度は、道沿いにプラスチック椅子を出して座り、大通りを見つめる複数のシニアを発見。
いったい何を見ているんだろう、と不思議に思っていたら

大通りの中央分離帯に吊り下げられた大きなロールスクリーンに映写機で投影された映画?を観ていたのでした。
いやいや、通行人の影が映るし、車やバイクの走行音で音声がよく聴こえないでしょうよ。
それとも、慣れれば聴こえるようになるのか??
ホテル周辺は台南の古い市街地で、廟が多いエリア。
中秋節+週末だったので、廟を中心とした祭りで町ぐるみのイベントが行われていたようです。
滞在中、別の場所では花火が景気良く打ち上がっていました。
飲食
台南名物【周氏蝦捲】さん ※お店から写真撮影&掲載の許可をいただいています
1965年創業。蝦捲(エビロール)を広めたのがこのお店です。

蝦捲(95元/約475円)と燙青菜(50元/約250円)
エビロールは、サクサク・カリカリ。添えてあるショウガが相性よろし。
青菜は台北と比べて、かなり甘い味つけでした。
私が写真を撮っていたら、動画撮影だと思ったのか
お店の人が「イエーイ!」とダブルピースをしながら通り過ぎて行きました(笑。
—
【紅葱頭排骨酥麺】さん ※お店から写真撮影&掲載の許可をいただいています
屋台っぽい店構えですが、冷房が効いていて助かる。メニューは中国語のみ。
紅葱頭=台湾のエシャロットのことです。

排骨麺(80元/約400円)
排骨麺は油ギトギトのイメージがありますが、油が軽くてさっぱりしています。
ローカルならではの良心価格もイイ。
—
【安平周氏豆花】さん ※お店から写真撮影&掲載の許可をいただいています
観光地・安平老街にありますが、観光客に寄せていない古き良きローカル店です。
日本語・英語メニューはなく、言葉も中国語のみ。
10月なので、もうないだろうと諦めていたマンゴーかき氷(冷凍ではなく、生マンゴー)
があって小躍りしました。

新鮮芒果雪花冰(130元/約650円)
日本人は、漢字からメニューを推測出来ることが多くてラッキー。
店主は、寡黙な旦那さまと優しい奥さま。
奥さまに、サイトで紹介してもいいかと聞いたら、めちゃくちゃ喜んでくださって
帰り際、奥からスマホを持って来て
「あなたが紹介してくれて、とても嬉しいです」と表示された翻訳文を見せてくれました。
影響力ゼロのサイトで、ホントに申し訳ないと思いつつ、何だかこちらまで嬉しくなりました。
—
【琦玉豆腐店】さん ※お店から写真撮影&掲載の許可をいただいています
日本の地名の「埼玉」ではなく「琦玉」。
美しい・珍しい玉を意味する縁起の良い文字です。
豆腐・豆乳・豆花などを扱う地元密着テイクアウト店。中国語のみです。

豆乳紅茶(35元/約175円)
量が多いですが、優しい味なのでゴクゴクいける。
そんでもって、お店の人も優しいです。
—
隠れ家的カフェ【秘氏珈琲】さん ※お店から写真撮影&掲載の許可をいただいています
永楽市場の2階(夜は薄暗い)にあります。メニューは壁に貼られたQRコードから見ます。


利賓咖納(220元/約1,100円)
黒カシスドリンクとエスプレッソを混ぜたものらしい。初めての味でしたが美味。
他にお客さんはおらず、私とお店のスタッフ2人+猫ちゃん1匹だけ。静かな時間が流れました。
—
【上鼎豆花】さん ※お店から写真撮影&掲載の許可をいただいています
有名処ではない豆花が食べたくて、Googleマップで検索して見つけたお店。
通常の豆花に使われるシロップの代わりに、天然のはちみつをかけて食べる豆花がお店の売り。


獨家天然純蜂蜜豆花(60元/約300円)
豆花の下に氷が入っています。豆花に、はちみつシロップは珍しい。
はちみつも美味しかったし、ヒノキ板のメニュー表も可愛い。
店主が「音楽を流しましょう」と言って、レコードをかけてくださったのですが
店主の言う歌手の名前が中国名で分からず…
レコードジャケットと歌声から推測すると、テレサ・テンさん?
店内に私しかいなかったからか、はちみつジュースもサービスしていただきました。
300円しか払っていないのに申し訳ない。
日本では、ほぼ知られていないお店だと思いますので、台南を訪れた際はぜひ。
—
その他
■【MIOPANE】さん ベーグル・パンのチェーン店です。
台南では、新光三越さんの地下に入っています。
地元のみなさんはベーグルを買っていましたが、私は法式香蔥(青ネギがのったフランスパン)を購入しました。
■【八方雲集】さん 餃子がメインのチェーン店です。
以前、台北で豚肉のを食べたので、今回はエビの鮮蝦水餃(105元/約525円)を持ち帰りました。
安定の味です。
■ホテルのビュッフェ朝食にあった台南名物の牛肉湯が結構美味しくて、再現したくなりました。
NG店
ふらりと入ったお店。携帯をいじりながら、そこへ座れとアゴで指示する女性店主。
冷房なくて、あじぃぃぃ。
料理を待つ間、お店の口コミを確認してみたら、臭豆腐が看板メニューらしく(ジモティらしき先客の女性も食べていた)
臭豆腐については高評価もチラホラついていましたが
女性店主の接客の悪さと、店内の不衛生さに怒るコメントと共に、ずらーっと並ぶ星1つ。
無言で、料理をバン!と机に叩きつけるように置かれ、箸や調味料の在処の説明はなし。
味もイマイチ、いやイマニくらい。
あまりに口コミ通りで、笑ってしまいました。
でも、安いし、帰り際「謝謝」と言ってくれたので、よしとします。
しかーし、もう1軒はいただけません。
老舗有名店【再〇〇百〇〇〇】さん。日本人の評価がやたら高いお店です。
台湾でよくある、書いて消す使い回しタイプの注文票+前払い方式で
前のお客さんが記入した注文が消えておらず、店員さんに「これも?」と聞かれたので
「違う、私ではない」と身振り手振りで二度も伝えたのに
それを含めた分の額を払うよう複数回強く言われ、押し問答になるのも嫌だったので支払いました。
某芸能人が美味しいと絶賛していた料理だし、美味しいならまあいいかと思い食べたら、うまくないんかーい。
値段も安いとは言えないし、ありがとうの一言もなく、心が荒れました。
観光
台南を訪れる人は、まず行くであろう神農街と【林百貨】さん。
神農街は、かつて「北勢街」と呼ばれており、清朝時代から五條港区域の重要な街道でした。
現在の神農街という名称は、道の一番奥にある藥王廟に由来するそうです。
小規模だと聞いていましたが、想像よりもずっとショート丈。
そして、ティーンエージャー向けっぽいお店が中心の印象。
神農街は夜(右)が有名ですが(九份をイメージしない方がいいです)、昼(左)にも行ってみました。


林百貨さんは2026年、リニューアルオープンから12周年だそうで
創設者は、山口県出身の日本人実業家・林方一さんです。
1932年12月に開業しましたが、林さんは開業前から病を患っており
開業からわずか5日後に亡くなったそうです。

観光客だけでなく、地元の若年層にも人気があるようで結構混んでいて
定員5名のレトロなエレベーターに乗る時や、レジでの精算時は少し待ちました。
レジスタッフは日本人には日本語で対応していて、瞬時に日本人だと見抜く眼力がスゴイと思いました。
今の林百貨の賑わいを、林さんはあの世から眺めていらっしゃるのでしょうかね。
—
1950年開業の昔ながらの映画館【全美戯院】さん
手描き看板が有名です。右端の看板は、ジャッキー・チェンさんの『シャドウズ・エッジ』ですね。

2025年に経営難から一時休業していたそうですが、現在上映を再開しており
この写真を撮った翌日、前を通ったら、入口でスタッフがチケットを販売していて
次々とお客さんが買い求めていました。つられて一瞬、入ってみようかと思いましたが
中国語が分からずアウェー感に包まれそうだったので、止めておきました。
—
【安平樹屋】
入場料は70元/約350円。
建物を飲み込む木は、ガジュマルの気根。
もとはイギリス貿易会社・德記洋行さんの倉庫でしたが、長年放置されて廃墟化し
台南市が買い取って整備。2004年から一般公開されています。

観光客らしき欧米人女性が、同行していた台湾人男性ガイドに
「アンコールワットみたい」と言っているのが聞こえてきましたが
アンコール遺跡とは規模も歴史背景もまったく異なるので
同列にするのはどうなのかなと思いました。
—
【蝸牛巷】
住民・商店・アーティストが協力してカタツムリモチーフの壁画・看板・小物などを配置している路地。
コンセプト路地とでも言えばいいのかな。
小さな書店や雑貨店、カフェがゆる~く点在していて、歩いていて楽しいです。
個人的には、神農街よりこちらの方が楽しめました。

交通
〈高雄空港 ⇆ 台南駅〉
行き
①高雄國際機場站→(MRT・レッドライン)→高雄車站 35元/約175円
事前にAI先生から聞いていた行き方が間違っていて、降りなくてもいい駅で降りてしまい右往左往。
駅構内の警備員さんに聞いたら、翻訳アプリで説明&乗り場まで連れて行ってくださいました。感謝。
②高雄車站→(台湾鉄道)→台南站 102元/約510円
高雄駅で30分くらい待ってから乗車。区間快速・37分で到着。
帰り
①台南站→(台湾鉄道)→高雄車站 102元/約510円
早朝だったためか、高雄駅行きの電車は1時間以上先(待合室はないので、暑い中、ホームで待機)。
区間車だったので乗車時間は約1時間。
②高雄車站→(MRT)→高雄國際機場站 35元/約175円
時刻表を調べず、なりゆきで行ってしまった結果、帰りは3時間以上かかってしまいました。
帰国後に調べたら、左營站から新幹線に乗るルートもあるようですが
新幹線の台南駅は台湾鉄道の台南駅から離れていて、台南市街まで30分~1時間くらいかかるらしいので微妙。
結論としては、前もって時刻表で特急の時間帯を確認しておくか、台北から新幹線を利用するのが良さそう。
〈台南駅 ⇆ ホテル〉
台南駅・ホテル間は徒歩だと約18分。
私は普段、30~40分程度であれば歩きますが、スーツケースがある場合は車を利用します。
行き:駅前タクシー 100元/約500円
金曜の夜ということもあり、駅は混雑していました。
Uberはつかまりにくいと聞いていたので、駅前のタクシー乗り場へ。
行列に対してタクシーの数が少なく、かなり待ち
道が混んでいて、着くまで結構時間がかかりました。
帰り:Uberタクシー 183元/約915円
帰りはUberを使ってみることに。
待ち時間7~8分、一番早く到着すると表示されていた車を予約しましたが
20分近く待ちました。行きの倍近く払って、この仕打ち。
行き・帰りとも、乗るやいなやタクシードライバーからアレコレ話しかけられたのですが
中国語が微塵も分からず、「分からない」と言ったら、冷えきった夫婦のような状態になりました。
言葉って大事。
〈自転車〉
ホテルで自転車が無料で借りられたので、安平樹屋・安平老街へ行くのに利用しました。
行きはチンタラあちこち観ながら40分かけて走りましたが、帰りは大爆走。
信号は多いですが、台北のような人通りや障害物がほとんどないので快適です。
ただ、炎天下に汗だくでチャリを漕いでいるのは私くらいでした。
天気予報では連日雨マークがついていましたが、1ミリも降らず…暑かった。
タクシーの数が圧倒的に少なく、地下鉄もないので、暑い時期の観光はハードになりますね。
総評
台南はかつて砂糖の産地として栄えた街。そのためか分かりませんが
全体的に料理の味つけが甘く感じました。
やっているのか、やっていないのか分からないお店が多く
どこに行っても人が少なく、貸し切り状態で(リアル”孤独のグルメ”が体験出来る)
観光客や住民のみなさんは、どこー?と思っていましたが
ガイドブックに載っているような超有名店にはしっかり行列が出来ていたし
永楽市場、新光三越さんや林百貨さんには多くの人が集まっていました。
暑いし、バイク社会なので、歩いて移動する人が少ないのかもしれませんね。
台南は「台湾の京都」と呼ばれていますが、夜は店じまいが早いし、空気感的にもアクセス的にも
私的には「台湾の奈良」と呼びたいです。
※1台湾ドル(元)=5円で換算 2026年10月時点の情報です。訪れる際は公式HPなどをご確認ください。
※商標権などの観点から、上記商品・店舗の写真掲載は控えています。
◎本記事は100%正しい内容を保証するものではなく、個人的見解が多分に含まれています。
この旅で利用したサイト・アプリ
【チャイナエアライン(中華航空)】さん
成田国際空港⇔高雄国際空港
チャイナエアライン(中華航空)さんは台湾の航空会社で、中国大陸の航空会社エアチャイナ(中国国際航空)さんとは別会社です。以前のロゴマークは中華民国の国旗を意識したデザインでしたが、台湾を象徴する梅の花に変更されました。今回、チャイナエアライン公式で航空券を予約しましたが、搭乗案内などのメールが他社より多く、まめな印象。オンラインチェックインが48時間前から出来るのも良いです。
【Expedia】さん
今回はホテル予約のみ利用。航空券+ホテルのセットは割安になることが多いですが、ポイントサイトやキャッシュバック系サービスは、セットよりホテル単体予約を高還元に設定していることがよくあるので、ポイントサイトなどを利用する場合は、ホテル単体で予約するのも悪くないと思います。
【au】さん
今回は、au海外放題を利用したのでSIM要らず。私は「au使い放題MAX」という料金プランに加入しているため、毎月15日間分は海外データローミングが無料になります。2025年8月からこのサービスが始まっていたのにまったく気づかず、海外に行く度にSIMを買っていたマヌケな私です。台南では通信状態が良く、途切れることはありませんでした。
【Uber Taxi】さん
日本人はUber=Uber Eatsのイメージが強く、日本のタクシー配車アプリのダウンロード数トップは「GO」。Uber Taxiを利用するのは訪日外国人が多いという話を聞きました。台南で利用したUberは、乗車後の評価画面でチップの選択枠が表示されました。

