ヨーロッパ

ポーランド|味噌汁ポジションの洋風スープ

レシピ106 ズパ・コペルコヴァ(Zupa koperkowa)

中央ヨーロッパに位置するポーランドは、バルト海に面し
ドイツやチェコ、ウクライナと隣接しています。

ポーランドは、世界的に有名な人物を多く輩出しており
作曲家のショパンさんや、ノーベル賞を2度受賞したキュリー夫人さん
天文学者のコペルニクスさんなどがその代表です。

一方で、第二次世界大戦ではナチス・ドイツの占領を受け
アウシュヴィッツ強制収容所が設置されるなど、厳しい歴史も経験しました。
知名度はそれほど高くありませんが
強烈なエピソードを持っているのがヴィトルト・ピレツキさんです。
ポーランド軍の兵士だったピレツキさんは、ナチス占領下で抵抗活動に参加
情報を集めるために、自らドイツ軍に捕まり、強制収容所に送られました。
そして、収容所内で地下組織を作り、内部の実態を連合国に報告したのです。
2年以上収容されて、最終的に脱出にも成功しています。
これはもう運だけじゃないですねぇ。
極限状況でも、常に冷静に的確な行動が出来る人だったのでしょう。
ただし戦後、ポーランドの共産政権にスパイとして逮捕され、処刑されています。

ズパ・コペルコヴァは、ディルを使ったスープ。
ジャガイモ&ニンジンだったり、ニンジンだけだったり、具材はシンプルです。
ジャガイモの代わりに、米やパスタを入れるアレンジもあるとのこと。
ハーブの香りが強い、少し酸味のあるクリーミーなスープが特徴です。


材料(2人分目安)

チキンブロスまたはチキンブイヨン750mlまたは1個
ジャガイモ(省略)1個
ニンジン1本
ディル1/2束
サワークリーム  ヨーグルト120〜150ml 150〜180ml
小麦粉大さじ1
塩・こしょう適量

作り方

① チキンブロスを鍋に入れて温める。

② 薄切りしたニンジンを加えて、柔らかくなるまで煮る。

③ 小麦粉とヨーグルトをよく混ぜてなめらかにしたものを、少しずつ②に入れて混ぜる。

④ 火を弱めてから、刻んだディルを加えて混ぜる。塩・こしょうで味を調えたら完成。


今回は、サワークリームの代わりにヨーグルトを使いました。
ポーランドの家庭でもヨーグルトで作ることが結構あるらしいので、問題ナッシング。
濃厚な乳製品苦手界隈には、このライト版の方が良いと思います。

ハーブの香りがパンチってる個性的な味。
外国人からしたら、日本の味噌汁も独特な味だと思うので、お互いさまかな。

ポーランドの食文化は、冬が長いため高カロリーで温かい料理が中心。
キャベツやジャガイモ、肉など保存がきく食材や発酵食品が多く使われています。
また、スープの種類が豊富だそうです。

ポーランド人は「~スキ(-ski)」で終わる名字が多いですが
もともと貴族階級でよく用いられた名字で
「〜に関係する」「〜の出身」といった意味を持つと言われています。
また、ファーストネームにはヤンやアンナなど
キリスト教に由来する名前が多いとされています。
ちなみに、「〜ウィチ(-wicz)」という
息子や子孫を意味する、家系由来の名字もあるそうですよ。