レシピ109 ソパ・デ・ペスカド・コン・カカウエテス
(Sopa de pescado con cacahuetes)
赤道ギニアの正式名称は、赤道ギニア共和国。
混同されがちですが、ギニア(ギニア共和国)とは別の国で
ギニアはフランス語圏、赤道ギニアはアフリカ唯一のスペイン語圏です。
国名から赤道直下の国と思われがちですが、実際には赤道は国土を通っていません。
ただし、赤道は国の南方の海域付近を通っています。
「赤道」の名は、赤道に近い位置にあることに由来し
「ギニア」は、西アフリカのギニア湾周辺を指す広域地名に由来するとされています。
赤道ギニアは、大陸部と島しょ部に分かれていて、首都はビオコ島のマラボですが
新首都シウダ・デ・ラ・パスへの移転が進められています。
ビオコ島火山活動でできた島で
スペイン植民地時代には、カカオ栽培の重要拠点でもありました。
今回ご紹介するソパ・デ・ペスカド・コン・カカウエテスは
スペイン語圏らしい料理名+”アフリカ料理あるある”のピーナッツソースが主役。
味つけは、かなりシンプルですが、コクのあるスープ寄りのシチューです。
材料(2人分目安)
| 白身魚(スズキ、タラ、ティラピアなど) | 350g |
| ピーナッツペースト | 1カップ |
| タマネギ | 1/2個 |
| トマトまたはトマトペースト大さじ1.5 | 2個 |
| 赤唐辛子 | 1本 |
| 水 | 3カップ |
| 塩 | 適量 |
| 油 | 大さじ1.5 |
作り方
① 白身魚に軽く塩をふって、食べやすい大きさにカットする。
② 鍋に油を入れ、みじん切りしたタマネギと、粗みじん切りにしたトマトをよく炒める。
③ ピーナッツペーストを水で溶きながら②に加えて混ぜる。①の白身魚と赤唐辛子(カットせずにそのまま)を入れ、とろみが出るまで弱火で煮る。塩で味を整えたら完成。


今回は、メカジキを使ってみました。
現地では、手に入る魚で作るらしいので、基本的に魚の種類は何でもアリです。
魚の旨味とピーナッツのまろやかさがよく合っています。
具材はシンプルですが、満足感があります。
赤道ギニアの主要作物は、キャッサバ、バナナ、ヤムイモ、ピーナッツなど。
また、魚介類の消費量はアフリカ平均を上回り
沿岸部や島とう部の食文化が強く反映されています。
さらに、スペイン統治の影響から
オリーブオイルやトマト、パプリカといった食材もよく使われているのが特徴です。
ピーナッツと並んでパーム油も生産されているので
赤道ギニアの料理は、油分多めの濃厚な料理が多そうですね。
国連のWorld Urbanization Prospects:2018 Revisionによると
赤道ギニアの都市化率は70%以上。
意外に思う人もいるかもしれませんが、アフリカで都市化が進んだ国の1つです。
その背景には、1990年代以降に石油産業が急成長したこと
そして、国土の大部分が森林で、農村人口が少ないことがあります。
人口規模が小さい国で、ここまで都市化しているのは珍しいのではないでしょうか。

