アジア

スリランカ|黄金の一皿

レシピ115 ポル・カリ(Pol Curry)

スリランカはインド洋に浮かぶ島国で
しずくのような形から「インド洋の真珠」とも呼ばれています。

1948年にイギリスから独立し
1972年に国名をセイロンからスリランカに変更しました。
セイロンという旧名称から分かるように、紅茶の産地として有名です。
1867年にスコットランド人が、スリランカ中部のルールコンデラで
最初の商業茶園を開設したことが紅茶産業の始まりです。

スリランカ・キャンディ産のセイロンティーは
比較的クセが少なく、どんな料理にも合わせやすいお茶です。

スリランカの食文化は想像通り、ライス&カレーが基本。
スリランカはココナッツが島全域で採れるため
カレーや副菜など、料理のベースとしてココナッツが使われることが多いようです。

ポル・カリとは、ココナッツをベースにしたスリランカカレーのことを指します。
「Pol」はココナッツ、「Curry」はカレーという意味です。
黒く炒ったココナッツを使ったカレーは、Kalu Pol Curryと呼ばれます。

スリランカの家庭では、季節の野菜を使ったココナッツカレーが定番。
今回は、現地で王道のカボチャを加えたポル・カリに挑戦します。


材料(2人分レシピ)

カボチャ250g
タマネギ1/4個
ニンニク1かけ
青唐辛子 シシトウ4本+赤唐辛子1/2本1本
ココナッツミルク150ml
80ml
ターメリック小さじ1/2
クミンシード クミンパウダー小さじ1/4
マスタードシード 粒マスタード小さじ1/4
フェヌグリーク カレー粉ほんの少しひとつまみ 
カレーリーフ  ライムの皮少量+バジルの葉2~3枚5〜8枚
パンダンリーフ バジルの葉1枚  5cm
適量
小さじ2

作り方

① カボチャは 皮つきのまま2〜3cm角に切る。

② 鍋に油を入れ、粒マスタード、クミンパウダー、カレー粉の順に入れて、パチパチと音がして香りが立つまで弱火で炒める。

③ 薄切りしたタマネギ、みじん切りしたニンニク、シシトウと赤唐辛子を丸ごと、ライムの皮とバジルの葉を加えて炒める。

④ カボチャ、ターメリック、水を加え、ふたをして弱火でカボチャが柔らかくなるまで煮る。ココナッツミルクを加え、沸騰させないよう弱火で温め、塩で味を調える。カボチャが少しくずれて、とろみが出たら完成。


代用が多いにもかかわらず、作っている最中から漂うスリランカ感。
はい、රසවත් (←スリランカの公用語シンハラ語で「おいしい」)

スリランカのアヌラーダプラには
インド・ブッダガヤの菩提樹から分けられた枝を植えた「スリーマハー菩提樹」があります。
紀元前288年に植樹されたと記録されており
人が植えた木としては世界最古とされ、ギネス記録にも認定されています。
写真で見ると、ただのクワ科の樹木に見えますが
仏陀が悟りを開いた菩提樹の直系という、特別な由来を持つ木なのですね。

スリランカの行政上の首都は
1980年代に移転したスリジャヤワルダナプラ・コッテ(←覚えられない)ですが
実際の経済や都市機能の中心は、今もコロンボです。

スリランカは、1960年に世界で初めて女性首相を誕生させた国。
これは暗殺された前首相の後継として妻が指名されたという
政治的背景によるものでした。
一方、日本で女性初の首相が誕生したのは2025年。
世界の流れと比べると、日本の女性リーダー誕生はかなり遅かったですね。