レシピ100 フェットチーネ・アッラ・パパリーナ
(Fettuccine alla Papalina)
バチカンは、カトリック教会の最高機関である教皇聖座と
教皇の居所を持つ国家バチカン市国を合わせた呼び名です。
宗教機関でありながら、国家としての地位を持つという特別な構造で
バチカン市国全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
バチカンは1929年、ラテラノ条約によりイタリアから独立し
教皇を元首とする絶対君主制の国家として成立しました。
ローマ中心部の北西に位置し、面積は約0.44㎢
世界で最も小さな独立国家です。
バチカンの国籍は、教皇に仕える役職に就いた時に与えられて
役職を離れると失われるという特殊な仕組み。
そのため、一般人が国籍を取得したり、バチカンに住むことはほぼ不可能です。
まあ、そもそも、住むという発想もないと思いますが。
バチカンに固有の伝統料理は存在せず
食の中心は、パスタやピザなどのイタリア(特にローマ)料理です。
フェットチーネ・アッラ・パパリーナは、1950年代にローマのレストランで
教皇ピオ12世さんに提供されたことが始まりとされています。
「パパ(教皇)」にちなんで、この名前がつけられた料理で
その後、教皇庁関係の食事や公式行事でも供されるようになったと言われています。
材料(2人分目安)
| フェットチーネ | 160g |
| 90g | |
| タマネギ | 1/2個 |
| バター | 20g |
| 卵黄 | 1個 |
| 20g | |
| 黒こしょう | 適量 |
| 塩 | 適量 |
作り方
① フライパンにバターを溶かし、みじん切りしたタマネギを入れて、弱火でじっくり炒める。細い短冊に切ったロースハムを入れて香りが立つ程度にさっと炒める。
② 塩を加えたたっぷりの湯でフェットチーネをゆで、アルデンテに仕上げる。ゆで上がったパスタを①に加えて火を止す。
③ 卵黄と粉チーズを混ぜたものを入れ、②のゆで汁を少量加えながら素早く混ぜ、黒こしょうで味を整えたら完成。


今回は、ゆで汁は少な目に、さっぱり仕上げました。
カルボナーラと違い、重くありません。想像通りのうまさ。
グリンピースを入れるレシピもありますが
これは後年に広まった、プラスワン要素のようです。
バチカンの公用語はラテン語ですが、日常ではイタリア語が使われています。
バチカン銀行のATMには、世界で唯一ラテン語表示があるそうです。
公式通貨は、EUに加盟していないにもかかわらずユーロ。
しかも、教皇の肖像などが入った独自デザインのユーロ硬貨まで発行されています。
本当に、いろいろ特例だらけの国なんですね。
バチカンというと宗教のイメージが強いですが
世界有数の情報機関としても知られています。
教皇聖座は、国連加盟国より多い180以上の国と外交関係があり
世界中に張り巡らされたカトリック教会のネットワークが
驚くほど大きな役割を果たしています。
政府やメディアより先に情報を把握することもあるみたいですよ。
私のこの記事も、バチカンのどなたかが読む、なんてことがあるかもしれません。

