オセアニア

ソロモン諸島|キャッサバ代用、サツマイモ版

レシピ99 キャッサバ・プディング(Cassava Pudding)

ソロモン諸島は、ガダルカナル島やマライタ島など6つの主要島と
約992の火山島と珊瑚島から構成されています。
主要な島は山岳地帯が多く、ほとんどが熱帯雨林。
環太平洋火山帯に位置しているため、火山や温泉があり
地震が発生することもあるそうです。

ソロモン諸島政府観光局 日本事務所さんの公式情報によると
日本から訪れる観光客は、年間200人程度。少ないですね。
戦争の歴史があるので、国名は知られていますが
行こうと思うきっかけがない+行くための情報が少ない国ではないでしょうか。

ソロモン諸島の食文化は、タロイモ、サツマイモ、キャッサバなどの根菜とココナッツが中心で
伝統料理には、砂糖や小麦粉はあまり使われないとのこと。
島や村によって食文化が大きく異なり、使うイモの種類や組み合わせも変わるそうです。
いずれの地域でも、加工食品は少ないみたいですね。

キャッサバ・プディングは、キャッサバとココナッツミルクを練って蒸した伝統料理。
本来はバナナの葉で包み、石焼き蒸しで加熱して作ります。
スーパーで生のキャッサバは入手出来ず…
現地では、キャッサバにサツマイモを加えることがあるそうなので
今回は、サツマイモ単独で作ります。


材料(2人分目安)

キャッサバ サツマイモ250〜300g
ココナッツミルク120ml
ひとつまみ
バナナの葉  クッキングシート適量

作り方

① サツマイモの皮をむき、すりおろす、または柔らかくゆでてつぶす。

② ボウルに①のサツマイモを入れ、ココナッツミルクと塩を加えてよく練る。クッキングシートに練ったものをのせて包む。

③ 蒸し器に入れて20〜25分蒸す。冷ましてカットしたら完成。


キャッサバで作ると、モチモチに仕上がるようですが
サツマイモだと崩れやすく、ココナッツ風味のいもあんのような食感に。
もはや別物ではありますが(代用の限界)、作り方はソロモン式なので(たぶん)
日本で作れるソロモン風プディングということでお許しを。
 
ソロモン諸島では、貝をつないだ「貝貨」やイルカの歯が
かつて、実際にお金として使われていました。
特にマライタ島では、今も花嫁代や儀礼で使われる伝統通貨として残っているそうです。
お土産として貝貨がたくさん売られていますが
イルカの歯については、イルカの捕獲数が減っているため
観光客向けにはプラスチックなどで作られたレプリカが多く売られているようです。

第二次世界大戦の激戦地だったガダルカナル沖は
「Ironbottom Sound(鉄の底の海)」と呼ばれるくらい
日本海軍やアメリカ海軍などの艦船・航空機が多く沈んでいます。
2025年の国際調査では、ガダルカナル沖で第二次大戦の沈船が複数確認されたとのこと。
沈船の多くは深い場所にありますが、一部はダイビングスポットになっているようです。
海だけでなく陸上にも戦争の跡が残っており
ヘンダーソン飛行場(現在のホニアラ国際空港)やエドソンの尾根、レッドビーチなど
当時の戦いを今に伝える場所が点在しています。
戦跡の多さは多くの命が失われた歴史がある、ということを物語っており
戦争がどれほど多くのものを奪うのかを改めて感じさせられます。