アジア

ラオス|食べる幸運

レシピ74 ラープ(ລາບ)

ラオスは、東南アジア唯一の内陸国。
国民の約70%が仏教徒で
50の民族が暮らす多民族国家です(ラオ族が多数派だが、山岳民族も多い)。

主食は、もち米(カオニャオ)。
ラオスの食卓は、蒸したもち米を手でちぎりながら
おかずと一緒に食べるのが一般的とのこと。

屋台文化が根づいているので、単独旅でも気軽に食べ歩きが出来そうです。
また、ラオスは野菜をふんだんに使う料理が多いので
ベジタリアンに優しい国かもしれませんね。

ラープは、細かく刻んだ肉や魚にハーブなどの野菜を合わせたサラダ。
ラープは、ラオス語で「幸運」という意味があり
食べると幸せが訪れる、縁起の良い料理とされています。
牛肉を使うことが多いらしいですが、今回は鶏ひき肉のラープにしました。


材料(2人分目安)

鶏ひき肉(または豚、牛、魚)200g
ライム果汁大さじ2
魚醤 ナンプラー大さじ1
もち米小さじ2
赤唐辛子適量
ミントの葉ひとつかみ
紫タマネギ適量
生野菜(きゅうりやレタスなど)適量

作り方

① 鶏ひき肉をフライパンで軽く炒め、火を通す。油はほぼ使わず、肉の水分で蒸し焼きにする。

② 火を止めてから、ライム果汁とナンプラーを加え、よく混ぜる。刻んだ赤唐辛子を好みで加える。

③ 炒って粉にした、もち米をふり入れ、全体に絡める。

④ ミントの葉、薄切りして水にさらした紫タマネギを加え、ざっくり混ぜる。生野菜と一緒にお皿に盛ったら完成。


草生グリーンで、圧倒的な爽快感。
もち米のザラザラ感+ナンプラーも入って、そこそこ独特な味なので、好き嫌いは出そう。

ラオスでは、「ポーペンニャン」という言葉がよく使われるそうです。
「大丈夫」「問題ない」というような意味だそうで
ラオス人の大らかで、辛抱強い性格を表しているらしい。
争いを好まないお国柄なのでしょうね。

ラオス南部メコン川のコーンパペンの滝は、世界最大の滝幅(10km以上)を誇り
水量も東南アジア最大級です。
この滝があるため、カンボジアからラオスに船で川を渡って入ることは出来ません。
かつては、この滝が外敵からの侵入を防ぐ役割もしていたようです。
コーンパペンの滝の下には、遡上する魚が多く集まり
漁の場としても知られているのだとか。

ラオスは1964~1973年のベトナム戦争時、中立国であったにもかかわらず
北ベトナムから南ベトナムへ物資を運ぶ補給路が、ラオス国内を通っていたため
9年間で約58万回の空爆を受けました(投下された爆弾は、約200万トン)。
今なお、約8,000万個の不発弾が残っており
生活に深刻な影響をもたらしています。
政府機関やNGOも不発弾処理を行っていますが
充分に訓練を受けていない人がかかわることもあり、人的被害が後を絶ちません。
ラオスには、コープ・ビジターセンターという不発弾事故の実態を伝える資料館があり
併設された売店で、不発弾の被害者が製作したグッズを販売し
収益を被害者の支援にあてているとのこと。
普通に暮らせることがどんなに幸せなことなのか、考えさせられます。