アジア

アゼルバイジャン❘重ねて待つ料理

レシピ105 ブグラマ(Boğlama)

かつてはソ連の一部だったアゼルバイジャン。
大半の人がイスラム教徒で
トルコ語に近い構造を持つアゼルバイジャン語が使われています。

アゼルバイジャンの首都バクーは
世界最大の内陸湖であるカスピ海の湖岸に位置しています。
カスピ海は外洋とつながっていないので
水面の高さが海より低く、海抜-28mです。
そのため、世界で最も標高の低い首都とされています。

アゼルバイジャンの主要産業は、石油や天然ガスなどの鉱業で
石油と天然ガスの資源が豊富な国です。
地中から湧き出たガスが自然発火した炎は
「ヤナル・ダグ(燃える山)」と呼ばれていて
数千年前から燃え続けていると言われていますが
1950年代に自然発火したという説もあり
実際の発火時期については諸説あります。
火を通じて神とつながるとされているゾロアスター教は
古代からアゼルバイジャンを聖地としてきました。
(ゾロアスター教の発祥は、古代ペルシア(現在のイラン北東部)とされている)
このようなことからアゼルバイジャンの文化は
トルコやペルシャ、ロシアの影響が混在しています。

ブグラマは、身体を温める冬の料理として親しまれています。


材料(2人分目安)

ラムまたは牛の骨付き肉 300g (骨なしの場合230g)
タマネギ1個
トマト1個
ピーマン2個
ニンニク2かけ
50ml
小さじ1~
香草(ディル、パクチー、ミントなど)ひとつかみ

作り方

① 鍋の中に、スライスしたタマネギ→塩をふった肉→大きく縦にカットしたトマトとピーマン→つぶしたニンニクの順に上に重ねて入れる。

② 水を鍋の端から注ぎ、ふたをして弱火で40分くらい加熱する。火を止めてから香草を加え、ふたをして3分くらい蒸らしたら完成(蒸らさずに、仕上げに散らしてもOK)。


骨付き肉が見つからなかったので、骨なし牛を使用。
脂身が多めの肉を選ぶとよいようです。
仕上げにフレッシュなパクチーをのせました。
簡単、ヘルシー、やさしいお味。

アゼルバイジャンは紅茶大好き国で
トルコとアゼルバイジャンのチャイ文化が共同申請され
2022年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
角砂糖を口に含みながら紅茶(無糖)を飲むのが
アゼルバイジャンの伝統スタイルらしいのですが
角砂糖は、お菓子の位置づけなのでしょうかね。
ジャムも紅茶の中には入れず、添えるスタイルなのだとか。

アゼルバイジャンには、絨毯じゅうたんの博物館があります。
絨毯に特化した国立博物館って、世界的にも珍しいですね。
建物の外観が、巻かれたロールカーペットのような形をしていて面白いのですが
展示されている絨毯もユニーク。
絨毯の模様が途中から溶けたようなデザインのものや
黒いフサフサが飛び出している立体的な絨毯など
私は絨毯不使用派ですが、魅力的な絨毯がたくさんあるみたいですよ。

アゼルバイジャンでは、日本人のビザ取得手続きが簡略化されています。
これは第二次世界大戦後の抑留時代、そしてソ連崩壊後の交流を通じて
日本人の誠実さや勤勉さ、見返りを求めない支援姿勢などが
アゼルバイジャンで好意的に受け止められてきたこともあるようです。