レシピ62 カルド・デ・マンカラ(Caldo de Mancarra)
西アフリカのギニアビサウは、九州とほぼ同じ大きさで
山はほとんどなく、平地が広がる地形です。
国は大陸部と島嶼部から成り、島嶼部のビジャゴス諸島には
88の島があります(うち有人島は23島)。
ビジャゴス諸島では、本土とは異なるビジャゴ語が用いられ
漁業や農業が盛んに行われているようです。
ギニアビサウは、カシューナッツの生産量が世界上位クラスで
輸出量は、国家収入の50%以上だそう。
カシューナッツの果実は「カシューアップル」と呼ばれていて
生食以外に、ジュース、ジャム、お酒などに加工されて食べられているとのこと。
日本ではお目にかからないため、カシューナッツ = ナッツだけだと思っていました。
果実も食べると知って、ちょっと驚きです。
カシューアップルは傷みが非常に早く、輸送に向かないため
産地でしか味わえそうになくて、残念です。
ギニアビサウを代表する料理、カルド・デ・マンカラの「マンカラ」はピーナッツのこと。
現地では鶏肉が主流ですが、エビなどの魚介もよく用いられるようなので
今回は、エビを使います(なんせエビ好きなので)。
材料(2人分目安)
| 80g | |
| エビ | 200g |
| タマネギ | 1/2個 |
| ニンニク | 1かけ |
| トマトペースト | 大さじ1 |
| 油 | 大さじ1 |
| 水 | 280ml |
| 塩 | 適量 |
作り方
① フライパンに油を入れて熱し、ざく切りしたタマネギとニンニクを炒める。タマネギが透明になったらトマトペーストを加えてさらに炒める。
② ①に無糖ピーナッツペースト、水を加えて、ミキサー/ブレンダーで攪拌する。
③ ②をフライパンに戻し、下処理したエビを入れて、とろみが出るまで20分くらい煮込む。塩で味を整えたら完成。


スパイシー要素ゼロの食材ということもあり、かなり甘め。こしょうを入れたい。
でも、個人的にかなり好きな味です。パスタソースにしてもいいかも。
ギニアビサウ料理は、ポルトガルの影響を受けていて
濃厚でコクがあるのにスパイスは控えめ、素材の味を前面に出すという特徴があるそうです。
優しい味 × 深いコクという組み合わせは
西アフリカ沿岸の食文化と、ポルトガルの素朴な料理観が重なって生まれたのでしょう。
なお、今回の料理で使用したブレンダーは↓こちら。絶賛使い倒し中です。
ユネスコ生物保護地域に指定されているビジャゴス諸島には
ウミガメやマナティなどが生息しています。
マナティは、約5000万年前にアフリカ周辺で出現した海牛類(海生哺乳類)の系統に属すると言われています。
現生マナティには、アフリカマナティ、アメリカマナティ、アマゾンマナティの3種がいます。
そのうちアフリカマナティは、他の2種と異なり雑食性で、淡水と海水の両方に生息できます。
なぜアジアマナティがいないのか不思議ですが
アジアには、同じ海牛目のジュゴンが生息していたためかもしれませんね。


