ベトナム|生、焼く、蒸す、揚げる マルチプレーヤー

レシピ22 バン・チャン・ヌン(Bánh tráng nướng)

ベトナム発祥のライスペーパー。
生春巻きや揚げ春巻きも、もちろん美味しいですが
今回は屋台めし・焼きライスペーパーに挑戦。
ライスペーパーは、米粉やタピオカでん粉を使って自分で作れなくはないですが
どう考えてもうまく作れなさそうなので、市販のものを使います。

ベトナムの屋台料理は、カエルの唐揚げも人気なんですって。
カエルは鶏肉のような味で、高タンパク・低脂肪、鶏肉よりヘルシー。
昔、ダチョウの肉を食べたことがありますが、牛肉みたいな味でした。
ダチョウの肉も、高タンパク・低脂肪
日本でマッスル系の人が、鶏肉をよく召し上がっていますが
カエルやダチョウの肉なら、もっとマッスルできそうじゃないですか。

ところで、ベトナム屋台のプラスチック椅子って
何であんなに小さいのでしょうか?


材料(2人分目安)

ライスペーパー ※市販品2枚
2個
青ネギ1~2本
バター小さじ2
干しエビ20g
豚ひき肉 100g
塩・こしょう・砂糖少々
適量
フライドオニオン ※市販品大さじ2
マヨネーズ適量
ネギ油大さじ1
スリラチャソース  ケチャップ大さじ1+トウガラシ1/3+ニンニクすりおろし少々+酢小さじ1+砂糖少々適量

作り方

① フライパンで干しエビを軽く炒めて香りを出し、お皿に取り出す。

② ①のフライパンに油を入れて熱し、みじん切りした青ネギ、豚肉を加え、塩、こしょう、砂糖で味つけし、火が通るまで炒める。

③ 別のフライパンを弱火で熱し、ライスペーパー(水につけない)を置いてバターを塗り、②の炒めた豚肉、①の干しエビ、フライドオニオン、ネギ油(刻んだ青ネギに熱した油をかければOK)をのせる。

④ ③のライスペーパーに卵(1枚につき1個)を割り入れ、スプーンで全体に広げる。

⑤ ④にマヨネーズ、{ケチャップ+トウガラシ+ニンニク+酢+砂糖}を合わせたものをかけ、焼き色がついたら半分に折るか、カットして完成。


今回は、小さめのライスペーパーを使っています。

The屋台めし!という感じで作っていて楽しいし、美味しい。
少しオイリーなところが気になりますが
いろんな具材から出るうまみの相乗効果が高いと思いました。

ミニマム椅子の謎が気になり、調べてみたところ
・かつて、ゴザや木製の低い椅子で地面に近い位置で食事をしていた習慣から、小さい椅子が使われるようになった
・フランス植民地時代に「地面に座るのは野蛮」という価値観が持ち込まれ、椅子に座るようになった
・小さくて軽い椅子は、持ち運びや収納が簡単
・小さい椅子に座ることで自然と目線が低くなり、会話が弾みやすくなる
といった理由からだそうです。
一見座りにくそうなあの椅子には、ベトナムの歴史と文化がつまっているのですね。