レシピ28 ブリック(بريك)
チュニジアで人気の卵の包み揚げ料理、ブリック。
今回、春巻きの皮で代用しましたが
現地では、マルスーカという小麦粉・塩・油を混ぜて、薄くクレープ状に焼いた薄い皮を使います。
結婚式前後に、花嫁の母が花婿にブリックを作る伝統的風習があるそうです。
手に入りにくいので、これまた代用しましたが
唐辛子・塩・スパイスで作られるチュニジア独自の辛~い調味料「ハリッサ」が
ほとんどの料理に使われています。
パンにつけて食べるのが定番らしいですが、ハリッサという名前からして辛そうですね。
材料(2人分目安)
ツナ缶 | 1缶 |
卵 | 2個 |
パセリ | 大さじ1 |
タマネギ | 1/4個 |
塩・こしょう | 少々 |
2枚 | |
小麦粉 | 少々 |
油 | 適量 |
パセリ(飾り用) |
作り方
① みじん切りしたタマネギを炒め、ツナ、みじん切りしたパセリ、{豆板醤+トマトペースト}を合わせたものを加えて軽く火を通す。塩・こしょうで味を調える。
② 春巻きの皮を広げ、中央に①をのせてくぼみを作り、そこに卵(1枚につき1個)を割り入れる。皮の端に水溶き小麦粉を塗って重ねる。
③ フライパンに油を入れて熱し、②を入れて両面を揚げ焼きにする(卵は半熟になるように)。
④ お皿に盛って、パセリを添えたら完成。


焼くのがかなり難しい。
本サイトでは、料理はすべて一発撮り(作り)なのでドキドキしましたが
ギリギリ半熟を保つことが出来ました。
現地では、卵がこぼれないように吸いながら食べるのがマナーだそうですが
マルスーカはかなり薄いらしいので、難しそうです。
チュニジアは農業国で、新鮮な食材が豊富なこと
ハリッサやトマトソースなどシンプルな調味料が料理のベースになっていること
家庭で料理する文化が強いこと
などの理由から、加工食品の消費は多くないようです。
チュニジアの飲み物は、性別に関係なくミントティー(めちゃ甘)が定番。
500mlに対して白砂糖を3~4杯入れるのが一般的らしく
せっかく加工食品の摂取が控えめなのに、これでチャラになる気が…。
ミントティーに松の実を浮かべるのが伝統的スタイルだそうです。