レシピ21 ロモ・サルタード(Lomo Saltado)
ペルーと言えば、マチュピチュやナスカの地上絵が有名ですが
レインボーマウンテンという山があることを知りました。
カラフルビューな山(加工詐欺もあるかもですが)を近くで見てみたい。
しかし、標高5,000m超えの高山。
もっと若い時に行っとくべきだった(←諦めるのが早い)。
ペルーの食文化というと、私にとってはオーガニック系(有機栽培生産)コーヒーのイメージが強いです。
インドネシアにジャコウネコのコーヒー(コピ・ルアク)がありますが
ペルーにはハナグマのコーヒー(ウチュニャリ)があります。
以前、仕事先の人に希少なジャコウネコのコーヒーをご馳走していただいたことがありますが
語彙力がなさ過ぎて、「美味しいですね~」としか言えませんでした。
一度でいいから「湿った森の下草を思わせる香りと、ローストしたヘーゼルナッツとキャラメリーゼのような甘みが広がり、中盤からは黒糖のような深みが複雑な層を形成し…」とか言ってみたいぜ。
コーヒーの本ならテロワール地図が満載の『Coffee大図鑑: 種の伝播から、栽培、流通、テロワール、品評会まで』
がオススメ(著者は神奈川県で【Roast Design Coffee】というお店を経営されています)。
ペルーのテロワールも載っていますよ~。
では、ロモ・サルタードを作ります。
かつて、ペルーに移住してきた中国人の影響を受けた料理ということで、しょうゆが使われています。
材料(2人分目安)
牛ロース肉 | 250g |
紫タマネギ | 1個 |
トマト | 1個 |
ニンニク | 1かけ |
しょうゆ | 大さじ2 |
塩・こしょう | 適量 |
油 | 適量 |
フライドポテト ※市販品 | 150g |
作り方
① 冷凍ポテトを揚げて、油を切っておく。
② フライパンに油をひいて、牛肉を強火で炒め、表面が焼けたら皿に取り出す。
③ ②のフライパンに油を少し足し、みじん切りしたニンニク、くし切りした紫タマネギ、{細切りした黄パプリカ+刻んだトウガラシ}を合わせたものを炒め、タマネギがしんなりしたら、くし切りしたトマトを加えて軽く炒める。しょうゆ、{レモン汁+赤ワイン}を合わせたものを加え、全体を混ぜたら、②の牛肉を戻して合わせる。
④ ③にフライドポテトを加えて軽くまぜ、塩・こしょうで味を整える。刻んだパセリを散らして完成。


しょうゆを使っていることもあり、日本人に馴染む味。
日本人は、炒め物にわざわざフライドポテトを使うことはあまりないと思うので
そこがペルーの特徴ですかね。赤ワインも効いています。
ペルーでは、紀元前8000年頃からジャガイモを栽培していたと言われていて、4,000以上の品種が存在。
世界最大のジャガイモの遺伝資源バンク(国際ジャガイモセンター)があるそうですよ。