レシピ29 タジン・シトロン・コンフィ
(Tajine au citron confit)
塩レモンを使ったタジンをご紹介します。
フムスの時のように 関連記事→イスラエル
タジン鍋を買ったんじゃないの?と思われたかもしれませんが、買っておりません。
買っても使ってもいないのに、しれっと商品バナーを貼るのはどうかと思い(←問題提起しちゃってます?)
タジン鍋ではなく、普通の鍋で調理します。
モロッコでは、塩レモンを1か月~数年かけて発酵させるそうですが
せっかちな私は、1週間前に漬けたものを完成として使います。
たった1週間でしたが、毎日塩レモンを見ていて、とても幸せな気持ちになりました。
だんだんクタッとなっていく姿も愛おしい。
レモンアロマテラピーってやつですかね?
材料(2人分目安)
鶏もも肉(骨付き) | 400g |
タマネギ | 1個 |
ニンニク | 2かけ |
オリーブオイル | 大さじ1 |
小さじ1/2 | |
ジンジャーパウダー | 小さじ1/2 |
パプリカパウダー | 小さじ1/2 |
小さじ1/2 | |
少々 | |
塩・黒こしょう | 少々 |
ひとつかみ | |
パセリ | ひとつかみ |
塩レモン | 1個 |
グリーンオリーブ | 6~7個 |
レモン果汁 | 1/2個 |
水 | 200ml~ |
作り方
① タジン鍋または厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りしたタマネギを炒めて透明になるまで炒める。すりおろしたニンニク、パプリカパウダー、ジンジャーパウダー、カレー粉、刻んだレーズン、塩・こしょうを加えて混ぜる。
② ①に鶏肉を加え、全体に焼き色をつける。刻んだセロリの葉とパセリ、塩レモンの果皮を加えて混ぜる。
③ ②に水を加えて鶏肉が浸るようにし、ふたをして弱火で45〜60分煮込む。オリーブの実(丸のまま・種は取る)とレモン果汁を加え、さらに5分煮る。
④ 塩レモンの果皮が見えるように盛り付けて完成。
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塩レモンの作り方
・レモン(出来れば国産・ノーワックス) 1個
・粗塩 15〜30g(長期保存の場合は30g)
① レモンを流水でよく洗い、皮の表面を塩(上記の分量外)で軽くこすってワックスを除去し、水気をふき取る。
② レモンの両端を落とし、縦に4等分(くし切り)し、煮沸消毒したビンに塩→レモン→塩→レモンの順で交互につめる(塩は全体にまんべんなくいきわたるように)。 ※金属製の容器は絶対に使わないでください
③ 密閉して冷蔵庫で保存。1日1回軽くビンを振るか、上下に返して塩と果汁をなじませる。


酸っぱいのかと思いきや、大丈夫でした。
ただ、想像していた味とはちょっと違って、かなり異国を感じるスパイシーテイスト。
塩気が強めなので、パスタと合わせるのもいいかもしれません。
モロッコは、タジンの他にクスクスも有名ですね。
クスクスは、デュラム小麦で作る世界最小のパスタで
2020年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
イスラム教の安息日の金曜日にクスクスを食べる習慣があるそう。
クスクスは、北アフリカの先住民・ベルベル人さんの言葉で「よく丸められたもの」というような意味らしく
クスクスといい、ベルベルといい、語感がポップ~。