レシピ10 ホーショール (хуушуур)
肉はどうした、肉を食わせろ、という声が聞こえてきそうなので
10回目にして初の肉料理です。
モンゴル料理は、小麦と肉で構成されているものが多く
モンゴルの人たちにとって、肉は欠かせないものだそうです。
「夏は白、冬は赤」と呼び、食事を赤(肉類/主に冬に食べる)と白(乳製品/主に夏に食べる)
に分類分けしているのは、季節とともに生きる遊牧民らしい。
モンゴルの人口25〜40%くらいの人が、遊牧・半遊牧生活をしているようです(2023年データ)。
作り方(2人分目安)
皮 | 12~14枚 |
70g | |
タマネギ | 1/4個 |
ニンニク | 1かけ |
水 | 大さじ1 |
塩 | 小さじ1/4 |
黒こしょう | 小さじ1/4 |
少々 |
作り方
① みじん切りして軽く炒めたタマネギ、みじん切りしたニンニク、牛ひき肉、水、塩、黒こしょう、カレー粉を加えてよく混ぜて練り、6~7等分にする。
② 2枚重ねした餃子の皮で①の具を包んで半月型に折り、皮のふちをしっかり押さえて閉じる。フォークの背などを使って、ふちにギザギザ模様をつける。
③ フライパンで180℃の油を熱し、両面をこんがり揚げ焼きしたら完成。


ホーショールは、保存性・携帯性に優れているので、遊牧民にも重宝されてきた食べ物なのだとか。
今回は餃子の皮を使いましたが、パイシートや春巻きの皮やトルティーヤの皮でもよさそう。
ただそうなると、もはやどこの国のものかわからなくなりそうなので
横着せずに、皮も自分で作った方が再現率は上がりそうですね。
モンゴルの味つけの基本は塩&こしょうで、香辛料はあまり使わないとのこと。
(クミンは、都市部や観光地で肉の臭み消しなどの目的で使われることがある模様)
今回、クミンの代わりにカレー粉を使いましたが
カレー粉は主張が強いので、少しだけにしてくださいね。
個人的には、ひき肉などを混ぜる時にお酒を少し入れると
肉の臭み消しやパサパサ感解消になると思いました。
おやつにもピッタリなスナック感覚で食べられる料理です。