レシピ14 セルシコ・メソ(селско месо)
北マケドニアというと
アレクサンダー大王さんくらいしか思い浮かばないのですが
マザー・テレサさんが生まれた国なんですね。
テレサさんは、幼い頃から貧しい人たちを助け
インドで、死を間近にした人を介護するホスピス(死を待つ人の家)を開設
ノーベル平和賞も受賞しています。
北マケドニアの首都スコピエには、彼女の記念館があるそうです。
料理は、バルカン半島の食文化が反映されているとのことですが、バルカン料理とは一体何ぞや?
バルカン半島(アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、ギリシャ、モンテネグロ、北マケドニア、ルーマニア、セルビア、スロベニア)に共通する料理だそうですが、よくわからない。
わからないけど、まあいいでしょう。早速、料理のご紹介です。
セルシコ・メソは、マケドニア語で「村の肉」(田舎風の料理)というような意味だそうです。
材料(2人分目安)
豚ロース肉 | 300g |
タマネギ | 1個 |
赤パプリカ | 1個 |
トマト | 2個 |
マッシュルーム | 100g |
油 | 大さじ1 |
水 | 100ml |
小さじ1 | |
チーズ | 50g |
黒こしょう | 適量 |
作り方
① フライパンに油を入れて熱し、角切りした豚肉を中火で炒めて皿に移す。
② スライスしたタマネギとマッシュルーム、細切りの赤パプリカ、粗みじんのトマトを加え、野菜がしんなりするまで炒める。水、{塩+コンソメ}を合わせたもの、黄パプリカを炒めたもの、黒こしょうを加えてよく混ぜ、①の肉を加えて弱火で約10分煮込む。
③ ②を耐熱容器に移し、チーズをかけてオーブンで約15〜20分焼いて(電子レンジでもOK)、表面がこんがり焼けたら完成。


私は、豆腐のチーズを使ったので(焼く前+トッピングで2回使用)
トロ~リ感がほぼない仕上がりになっていますが
みなさまは、通常チーズでトロトロさせちゃってください。
毎度お馴染みの材料、そしてニンニクも使っていないのに、海外を感じる味です。
現地で作るセルシコ・メソは、具材を炒めた後
耐熱陶器の器に入れてオーブンで焼くのが伝統スタイル。
この器はタヴァと呼ばれていて、素焼きで釉薬なしのものが多いそうです。
陶器は熱を均一に伝えるので、お肉が柔らかくなりますね。
陶器の器ごとテーブルに出すのが一般的らしいので、冷めずに熱々で食べられそう。
あ、バルカン料理は、地中海、オスマン帝国、中央ヨーロッパの影響を受けた料理だそうですよ。
言い方を変えても、なおわからない。