チャド|ねばねばオクラが命の煮込み料理

レシピ12 ダラバ(ضرابا)

チャドはアフリカ大陸の中央にある国で、首都はンジャメナ。
日本では御法度?の「ン」から始まる地域名がアフリカには結構あります。
公用語は、フランス語とアラビア語。
約700万年前の人類最古と言われている(異論もあり)化石が見つかった国です。

チャドの一部地域は危険レベル4(退避勧告)に指定されているので
私たちが観光で訪れることは出来ないと思いますが
ネディ高原(UNESCO世界遺産)などの魅力的な観光資源があります。
世界遺産好きとしては、行ってみたい。

肉は牛、羊、ラクダ、鶏がよく食べられていて
ピーナツソースを使うのが定番らしいです。


材料(2人分目安)

オクラ10本
牛肉100g
タマネギ1/2個
ニンニク1かけ
無糖ピーナッツペースト大さじ1
ブイヨン1個
赤唐辛子少々
適量
大さじ1.5
300ml

作り方

① 鍋に油を熱し、みじん切りしたタマネギを炒める。

② ①に小さめにカットした牛肉を加えて炒め、表面が焼けたら、すりつぶしたニンニクを加える。

③ 細かく刻んだオクラを加え、水を注いで15分くらい煮る。

④ ピーナッツペースト、ブイヨン、塩、ざく切りした(切らなくてもOK)赤唐辛子を加えて、弱火でさらに10〜15分くらい煮込み、とろみがついたら完成。


見慣れた材料ばかりですが、どこか異国な味。
これまでの料理は薄味なものが多かったですが、しっかりとした味つけです。
ごはんと一緒に食べましたが、美味しかったです。

私は食感を楽しみたかったので、オクラが原型をとどめていますが
現地では、ドロドロになるまでオクラを細かく叩き切るそうです。

アフリカでは、料理によくオクラが用いられます。
オクラは高温・乾燥に強く、痩せた土地でも短期間で安定して育つので
アフリカの気候に合っていているし
手でちぎってスープにつけて食べる、アフリカのもち状の主食にも
粘り気があるスープの方が食べやすいので、適しているのでしょうね。
アフリカでは乾燥オクラが重宝されているようです。