レシピ19 ンドレ(Ndolé)
昨日はオレンジ
今日はグリーン&イエロー、そして禁断の「ン」始まりの料理
アフリカをビシバシ感じますねぇ。
(アフリカのシンボルカラーは、緑・黄・赤です)
カメルーンは、アフリカ大陸の特徴を網羅(様々な民族・言語、多様な気候、多彩な文化)しているため
アフリカの縮図、ミニ・アフリカと呼ばれています。
熱帯雨林から砂漠、サバンナまであるなんて、すっごい生態系ですよね。
カメルーンの国名の語源は「小エビ」。
カメルーンの河川・ ウーリ川が「カマロンイス(エビが多い)川」と呼ばれていたことが由来だそうですが
これまたボルガル人による命名です。関連記事→ガボン
今回は、国名にもなっているエビが入ったンドレを作ります。
私は無類のエビ好きで、学生時代、お弁当にエビがよく入っていたことから
私の(下の)名前と”エビ”をもじったニックネームを頂戴したこともあるほど(結構気に入っているあだ名です)。
大好きなエビ入り料理、はりきってまいりましょう。
材料(2人分目安)
100g | |
むきエビ | 100g |
無糖ピーナッツペースト | 大さじ2 |
タマネギ | 1/2個 |
ニンニク | 1かけ |
油 | 大さじ1 |
ゴマ油 | 小さじ1 |
水 | 80ml |
塩 | 適量 |
作り方
① ホウレンソウをゆでて水気をしぼり、粗みじん切りにする。
② フライパンに油とゴマ油を熱し、みじん切りしたタマネギ、ニンニクを炒めて香りを立てる。そこにエビを加えて炒め、香ばしさを出す。
③ ピーナッツペーストと水を加え、弱火で練るように加熱し、粘り気が出たら①のホウレンソウを加えて混ぜる。
④ 塩で味を整え、弱火で5分ほど煮て、油が表面に分離して浮いてきたら完成。


私は、ホウレンソウではなく、コマツナで作りました。
(ビターリーフは苦味があるそうなので、ホウレンソウや春菊の方が構造的に合いそうです)
油量の多さとはうらはらに、やさしい味です。ごはんとの相性も良し。
日本人にはあまり馴染みがないアフリカ料理ですが、今のところどれも美味しくて好印象。
(現地の香辛料などを使ったら、食べにくくなる可能性はありますけど)
カメルーンと言えばサッカー、という人も多いのではないでしょうか。
2002年FIFAワールドカップ日韓大会で
カメルーン代表チームが中津江村(現在:日田市中津江村)をキャンプ地に選び
村民との交流がニュースで取り上げられ話題になりました。
当初、村民の多くがカメルーンの国の位置すらよくわかっていなかったそうなので
通訳者(カメルーンの公用語は、フランス語と英語)を探すだけでも大変だったでしょうね。
東京2020オリンピックで再び中津江村がカメルーンのキャンプ地に選ばれ、今も交流が続いているようです。