ブラジル|ほぼ豆だけ、でも飽きない

レシピ44 フェイジョアン(Feijão)

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、ぶっちりぎり1位。
2015年、ブラジル産のコーヒー豆を使ったエスプレッソマシンの実験が国際宇宙ステーションで行われ
宇宙で初めて抽出されたコーヒーとしてブラジルの豆が記録されています。
ブラジル国内では、コーヒー残渣をバイオメタンや固形燃料に変換する研究が進んでいるそうです。

9月24日~27日に開催されたアジア最大のコーヒーイベント「SCAJ2025」へ行きましたが
ブラジルも出展していて、大勢の人がブースを訪れていました。SCAJイベントの話は→サイドノート

コーヒーの他に「ガラナ」という飲み物も有名です。
ガラナは、ブラジルのアマゾン原産のガラナ果実から作られた炭酸飲料(エナジードリンクのようなもの)。
コーヒーよりもカフェイン含有量が多いらしいですよ。
北海道民さん御用達のガラナも、アマゾン産ガラナの種子から抽出したエキスを使って作っているとのこと。
北海道民の95%が、ガラナを飲んだことがあると答えているらしい。ものすごい認知度ですね。

フェイジョアンは、ブラジルの食卓には欠かせない料理。お米と一緒に食べます。
基本的に肉は入れないようですが、肉などの材料をいろいろ足していき
祝祭料理として提供することもあるそうです。


材料(2人分目安)

カリオカ豆 レッドキドニー豆200g(正味)
タマネギ1/4個
ニンニク1かけ
ローリエ  セロリの葉4~5枚1枚
油  小さじ2
塩・黒こしょう適量
400〜500ml(豆の状態に応じて調整)
ベーコン40g

作り方

① 鍋に油を入れて熱し、みじん切りしたタマネギとニンニクを炒めて香りを出す。細切りベーコンを加えて炒め、水煮のレッドキドニー豆、水、セロリの葉(そのまま)を加える。

② 弱火で10〜15分くらい煮込み、セロリの葉を取り出し、一部の豆をつぶしてとろみをつけ、塩・黒こしょうで味を整え、お皿に盛ったら完成。


ブラジルでは、カリオカ豆が主流です。
今回は、現地の一部家庭や海外レシピなどで
カリオカ豆の代用品として用いられることが多いレッドキドニー豆を使用しました。

食べた瞬間、まめーーーーーーっ。三度の飯より豆が好きな人には嬉しい豆パラダイスな一品です。

飛行機を発明した人は誰か?と聞かれたら、ほとんどの日本人が「ライト兄弟」と答えると思いますが
ブラジルでは、サントス・デュモンさんが発明者だと学校でも教えられているそうです。
ライト兄弟さんの飛行は目撃者が少なく、デュモンさんの飛行は公衆の目の前で行われていますが
デュモンさんには技術的な詳細記録が少なかったことから、世界の技術史に組み込まれにくかったようです。
デュモンさんはブラジル出身の発明家です。