レシピ59 カルドゥヌイ(Колдуны)
ベラルーシは、東ヨーロッパに位置する内陸国で
ソ連崩壊にともない1991年に独立した国です。
スラブ語由来で、ベラルーシは白いロシアという意味合いがあります。
日本でベラルーシに関する情報はあまり出てきませんが
チェルノブイリ原発事故(事故が起きたのはウクライナ)で甚大な被害が出た地として記憶している人も
いらっしゃるのではないでしょうか。
ベラルーシ料理の最大の特徴は、ジャガイモが多く登場すること。
それもそのはず、ジャガイモの消費量世界一です。
ジャガイモ料理のレシピが500を超えると言われているのだとか。 
ベラルーシでは、ジャガイモのパンケーキ「ドラニキ」が有名だそうですが
シンプルなジャガイモパンケーキはアイルランドでご紹介したので  ハロウィン料理→アイルランド
今回は、ドラキニの発展形とも言える料理、カルドゥヌイを作ります。
カルドゥヌイは、スラブ語で「魔術師」を意味する言葉ですが
料理名との関係は、よくわかっていないようです。
材料(2人分目安)
| ジャガイモ | 4個 | 
| タマネギ | 1/4個 | 
| 豚ひき肉 | 100g | 
| 小麦粉 | 大さじ1~ | 
| 塩・黒こしょう | 適量 | 
| 油 | 適量 | 
作り方
① ジャガイモをすりおろし、水分をしぼってボウルに入れる。
② 別のボウルに、みじん切りしたタマネギ、豚ひき肉を入れて混ぜ、塩・黒こしょうで味つけする。
③ ①に小麦粉(量は調整してください)を加えてよく混ぜ、生地を作る。等分した生地の中央に②をのせて包み、小判型に成形する。
④ フライパンに油を入れて熱し、③の両面を中火で焼いて、焼き色がついたら完成。


ドラキニの調理法は基本的に焼きだけですが
カルドゥヌイは煮たり、揚げたりもするみたいです。
現地では、サワークリームをつけて食べることが多いようです。
個人的には、ケチャップあたりが良いかな。
1984年に旧ソ連時代の設計で開業したミンスク地下鉄は
大理石やモザイク画、シャンデリアなどを用いた、まるで地下宮殿のような豪華な装飾が特徴です。
駅ごとにテーマがあり、異なるモチーフが使われているそうです。
旧ソ連時代の都市設計では、住宅と交通、インフラを一体化して効率的に配置するのが基本方針だったため
地下鉄の駅が住宅街の真下にあるケースもあるのだとか。
すぐに電車に乗れて便利と思う一方、騒音・振動が気になる人もいるかもしれませんね。
ベラルーシでは、国家資格を持った美人プロモデルは出国制限がかけられているとか。
美人は大変そうですが、もし生まれ変わるとしたら絶対に美人/イケメンがいいなぁ。
私の母は、(身内のことを褒めるのは気がひけますが)顔良し、スタイル良し、頭良しで
若い頃は、スカウトの声がけがうるさくて、街を歩くのも大変だったそうで
老いてもなお、行く先々で「美人」と言われ
死してもなお、納棺師さんから「こんな美人、今まで見たことがない」と言われる始末。
母のキラキラを1粒も受け取れなかった私は
美への憧れが人一倍強いのです(ルッキズムが問題視されるご時世ですが)。
ちなみに、父にはこんな逸話があります。
自分たちの結婚式で撮った母とのツーショット写真の自分(父)の顔だけを
なんとサインペンで黒く塗りつぶし、親戚に配ったのです。
特別な日の記念写真なのに、躊躇なく自分の顔を塗りつぶした父の気持ち
私にはわかる(苦笑。



