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キリバス|新鮮な魚は生で食すのだ

レシピ6 イカ・マタ(Ika Mata)

キリバスというと、気候変動による海面上昇問題が真っ先に浮かびます。
(お隣のツバルも同じ問題を抱えています)
キリバスの温室効果ガスの排出量はとても低く
先進国に比べて排出量が少ないのに、気候変動の影響をもろに受けている国。

主な産業を調べてみたら「漁業、コブラの生産」と書いてあり
えっ、コブラの生産?! 食用なの? それとも皮をはいで輸出でもしているのか?
と、びっくりしましたが、「コプラ」の見間違いでした。(遠視、遠視のせいですよ)

コプラとは、完熟したヤシの実の果肉のことだそうですが
キリバスでは木の老朽化により、2006年をピークにヤシの実の生産量が減っているのだとか。

キリバス料理の調理法は、素材を生かしたシンプルなものが多そうですね。
今回はコブラ、じゃなかった、コプラ(ココナッツ)と魚を使った料理を作ります。
料理名のイカ・マタは、イカ=魚、マタ=新鮮の意味です。


材料(2人分目安)

マグロ(刺身用)230g
ココナッツクリーム1/2カップ
ライム果汁1個分
トマト1/2個
紫タマネギ1/2個
キュウリ1/2本
赤(黄)パプリカ1/4個
パクチー セロリの葉少々
塩・こしょう  適量
ライム(飾り用)
セロリの葉(飾り用)

① 生マグロを一口サイズに切り、冷水で洗って水気をふき取る。

② ボウルにココナッツクリームとライム果汁を入れて混ぜ、①の魚を入れる。ラップをして冷蔵庫に30分くらい入れ、味がなじむまで冷やす。

③ 角切りしたトマト、キュウリ、パプリカ、粗目にカットして水にさらした紫タマネギ、刻んだセロリの葉を加えて混ぜる。

④ 塩・こしょうで味をつけて、再度冷蔵庫で15〜20分冷やし、セロリの葉、くし型ライムを飾ったら完成。


“すべてを凌駕する”でお馴染みのココナッツクリームの存在が若干不安でしたが
思っていたより控えめ、さわやかテイスティ~♪な味。

最初、生マグロを使うので、ハワイのポキみたいなものかと思っていましたが
まったく異なる味つけでした(ポキは、しょうゆベースですもんね)。

生魚を使っているので、必ず当日中に食べてくださいね。