フィリピン|日本の焼きナスをフィリピン化する

レシピ40 トルタン・タロン(Tortang Talong)

今日の今日まで、「ハロハロ」はハワイのものだと信じて疑わなかったのですが
フィリピン発祥と知り、衝撃が走りました。
そして、その起源には日本の甘味文化が関係しているらしく…
諸説あるみたいですが、ハロハロは、フィリピンに移住した日本人が販売したカキ氷が原型という説が有力だそうです。
ハロハロのハワイ化って、日本のお寿司がカリフォルニア巻きになった現象と同じ???
アメリカ人は、映えさせるのが好きなのかな。

フィリピンは酸っぱ甘く濃い味つけで、油を使う料理が多いです。
日本と同じくお米が主食で、しょうゆも使いますし、さほど辛くないので
日本人にも好まれる料理がいろいろありそうですね。

今回はフィリピンの家庭料理、トルタン・タロンをご紹介。
作り方も簡単だし、ナスのヘタを残して、つぶす形状も面白いし
冷蔵庫内整理料理としてもオススメです。
ひき肉を入れるバリエーションもあるようです。


材料(2人分目安)

ナス2本
2個
小さじ1/2
大さじ2〜3
ケチャップ適量

作り方

① ナスを直火またはオーブンで焼いて、皮が黒くなるまで加熱。粗熱が取れたら皮をむき、フォークで平らにつぶす(茎の部分は残す)。

② ボウルに卵を割り入れ、塩を加えてよく混ぜる。①のナスを卵液に浸して、全体にからめる。

③ フライパンに油を入れて熱し、②のナスを入れて中火で両面を焼く。お皿に盛って、ケチャップを添えたら完成。


想像通りの味です。
大きい米ナスで作ったら、もっと見た目のインパクトが出るかも(車にひかれたナスみたいになりそうですが)。

日本のとんかつ同様、かけるのはケチャップだったり、しょうゆだったり、塩だったり
地域や家庭、年代によって変わるそうです。
ちなみに私は、とんかつにはソース派です。
2017年のマルハニチロさんのとんかつに関する調査で
とんかつにかけるものの1位はとんかつソース、2位は中濃ソースでした。やはりソースが大多数ですね。

フィリピンには7,600以上の島があり、そのうち5,000以上が無人島
人が住める面積2.5km²以上の島は、462島のみ(2017年データ)。
売りに出されている島もあり、日本人が所有している島もあります。
カオハガン島のオーナーである崎山克彦さんは、島のライフライン、教育・医療の整備だけでなく
もと出版社勤務ということもあり、本にまつわる活動もされているようです。
崎山さんは、ただ島を所有したいから買ったのではなく
カオハガン島が気に入って、ここに住みたいと思ったから購入したとのことで、実に健全です。
なお、フィリピンでは外国人の土地所有は原則禁止されています。