レシピ3 グリルドカラマリ(Καλαμάρι σχάρας)
その昔、ギリシャ旅行はセレブなお金持ちが行くところ
という勝手なイメージがありましたが
今はだいぶ身近に感じられるようになった気がします。
急増する観光客による観光公害がギリシャでも起きていて
2025年からエーゲ海クルーズ船客に対して課税されるようになったそうですね。
船旅に憧れはありますが、
過去に、釣り船でリバース、潜水艦でリバース
パブロフの犬状態で、船と言えばリバース、酔い止め必携の私としては
船旅に申し込む気概がありません。
小さい頃、家族旅行の最中
兄が遊覧船乗り場で踏板に足先を挟まれ、惨事になったことも
しつこく覚えています。
そしてこの間、南極ツアーに参加した若者が
世界で最も荒れるドレーク海峡クルージングに参加して
船中でグルングルン回され、ゲボゲボになっている姿を動画で観てしまい
一生船旅はしない、と心に決めたのでした。
すさまじい揺れと吐き気に耐えられるだけで(それもお金を払って)、マジ尊敬ですよ。
話がそれましたが
ギリシャは昔からオリーブの栽培が盛んで
国民1人あたりのオリーブ消費量が世界一と言われているそうです。
オリーブオイル=スペインの印象が強かったのですが
ギリシャ料理もオリーブオイル率が高い国なんですね。
今回は、トマトを使わない伝統的なカラマリに挑戦します。
ギリシャ正教の断食(クリスマスを待つ40日間に実施)は、動物性の食事をとってはいけないそうなのですが
血が出ないとされるタコ・イカ・エビ・貝などは食べてもOKとのことで(血が出なきゃいいん貝)
断食中にカラマリが重宝されるのだとか。
材料 (2人分目安)
- イカ(スルメイカ・ヤリイカなど) 中2杯
- オリーブオイル 大さじ3
- レモン果汁 大さじ2
- ニンニク 1かけ
オレガノパセリの葉 少々- 塩・黒こしょう 適量
レモンライム(飾り用)- パセリの葉(飾り用)
作り方
① イカは内臓と軟骨を取り除き、よく洗って水気をふく。胴体に軽く切り込みを入れて、味が染み込みやすくしておく。
② オリーブオイル、レモン果汁、すりおろしたニンニク、みじん切りしたパセリの葉、塩・こしょうを混ぜたものにイカを30分〜1時間くらい漬け込む。
③ フライパンで、両面に焼き色がつくまで強火で焼く。飾りのパセリを散らして、くし型ライムを添えて完成。


素材を生かしたシンプルな味わいです。
オリーブオイルに漬け込んでいたためか、イカがとっても柔らかい。
これはこれで美味しいのですが
猛烈にしょうゆをたらしたい(それが日本人の性)。
私、オリーブオイルにはこだわりがありまして
コールドプレス製法のエキストラバージンオイルを買っています。
通ぶって買っていますが、実は酸化が怖いだけなんですけどね。
コールド製法は酸化スピードが遅いと聞いたので。
ただ、保存法が悪いと、高品質なものを買っても酸化が進むので
小さい容量をこまめに買うのがいいんでしょうね。